『今あるオーディオセットを生かして、ホームシアターも楽しみたい。』『たくさんスピーカーを並べて、いかにもサラウンドのシステムを組みましたよ。となる空気感が苦手』と思い、AVアンプはプリアウトの機能があるものを選び、このプリアウトの機能とプリメインアンプのプリインの機能を生かして、一つのスピーカーをオーディオ用とホームシアター用と、兼用させることにしました。
購入したAVアンプはヤマハのRX-A840。一つ前の型で、ドルビーアトモス(新しいサラウンドフォーマット)には対応していませんが、少し安く買うことができました。
ヤマハのRX-A840。AVENTAGEシリーズの中では一番手頃な機種です。
AVENTAGE(アベンタージュ)は、「AV Entertainment for the New AGE」という製品のコンセプトを表す造語。2011年に登場しています。メーカー保証期間はなんと5年間。
重たいボディーの中央に5本目の脚が付いています。
当初は、AVアンプとプリメインアンプの両方から出したスピーカーケーブルとスピーカーの間にセレクターを入れようと考えていました。
当初考えていたプラン
セレクターを挟んで、すべての機材をスピーカーケーブルで結ぶプランです。
でも以前、プロジェクターの購入でお世話になったアバック大阪店の店長さんに相談すると、プリイン機能を利用してはどうかと提案して頂きました。
最終のプラン
AVアンプとプリメインアンプはオーディオケーブル(ピンプラグ)で、接続。
セレクターを間に入れない事で、シンプルな接続に。余計な機材を経由しないので、音の劣化も防ぐことが出来ます。プリイン機能は、プリメインアンプをパワーアンプとして使う機能。コントロール部分は、AVアンプが担います。なので、プリメインアンプは、AVアンプから送られた信号を、増幅するだけの仕事をします。
ただ、他のアンプは知らないのですが、わたしがもっているマランツのPM-17SAに関しては、プリインのスイッチが後ろのパネルにあります。切り替える時は、ゴソゴソと手探りで、スイッチをさがす必要があります。
AVアンプは、前方のスピーカーの間ではなく、ソファーと壁の間の見えにくい位置に置いてあります。このラックは自作。ラックの上にはプロジェクターを載せています。
初めて買ったAVアンプはとても高機能で驚きました。
わたしの場合、パイオニアのBDプレイヤーとWiiUを、HDMIで接続。iPhoneやipadでYAMAHAのアプリを利用して、簡単に切り替える事が出来ます。
その他、iPhoneやiPad内のコンテンツを直接、AirPlayで再生したり、ネットワーク内のサーバーやパソコンのコンテンツを再生したり、レコードプレイヤーの接続、インターネットラジオやFM、AMラジオの再生も出来ます。
フロントパネルはシンプルで、BD/DVD、TV、NET、RADIOの4つの小さなボタンと、両脇にあるINPUTとVOLUMEの大型のロータリーノブのみ。
でも実際は、iPhoneのアプリ「AV CONTROLLER」がよく出来ているので、直接ボタンを押す事はありません。
FMを選択した時の前面ディスプレイ。
ネットワークプレイヤーの機能(DNLA)を選択した時の前面ディスプレイ。サーバーから「My Man's Gone (Now)」という曲を再生していることが分かります。
余談ですが、この曲は、ビル・エバンスの数あるジャズの中でも有名なライブ盤の曲です。
ジャズが好きなので、音にも多少こだわります。AVアンプを直接スピーカーに接続、またはヘッドホンをAVアンプに接続して聞いた音と、AVアンプはコントロール機能だけにして、プリメインアンプ(マランツ PM-17SA)をパワーアンプにして聞いた音は、明らかに違いました。
前者は、少しエフェクトがかった鮮やかな音。後者は派手さはないけど、フラットで細やかな音。じっくり音だけを楽しむのであれば、だんぜん後者。AVアンプの音はそれぞれの楽器の音量バランスも少し違って聞こえます。
フロントパネルの前面カバーを開けると、ヘッドホンの端子、外部入力用のUSB、ビデオデッキなどを繋ぐ用のピンプラグ、YPAOのマイクの接続端子などが表れます。
YPAOは、ヤマハ・パラメトリック・ルーム・アコースティック・オプティマイザーの略。自動で音量バランスや音色などのスピーカーの設定をしてくれ、自然な音場を作ってくれます。今回ヤマハのAVアンプを選んだのは、この当りの技術に定評があるからです。
そのYPAOのマイク。視聴する位置に置いて、管理画面に従って、測定します。
まだ、スピーカーが2つしか、接続していないので、これを使うのはまだ先ですが、少し楽しみです。
まだ一部の機能しか使えていません。FM、AMのアンテナも付属されていますが、わたしの部屋ではそれだけではキレイに入りません。特にFMは、簡易なものでもいいので、もう少し延長する必要があります。
このアンプがあれば、iPhoneのボタン一つで、簡単に音楽を再生することが出来ます。この手軽さがとても大切なところ。一手間かかると、実際にはなかなか聞かないようになります。
アイテムを使い始めた日 2015年 12月
YAMAHA RX-A840 プリアウト プリイン YAMAHAのオーディオ機器 オーディオ機器の購入
- ブランド:
- YAMAHA
- 品名:
- AVアンプ(AVレシーバー)
- 品番:
- RX-A840
- 寸法:
- 幅435mm × 奥行171mm × 高さ369mm
- 重量:
- kg