AVシアターってどうも、ノリが大げさな感じがして今ひとつ興味が湧かなかったのですが、長年使ってきたシャープの液晶テレビが映らなくなって、ただ大きなTVをあまり部屋に置きたくなかったのと、スクリーンに映し出す、柔らかで、大きな映像に惹かれて、どうせならとプロジェクターの購入を検討しました。プロジェクター+ユニバーサルプレイヤー+今あるステレオというシンプルな構成で。
初めてだったので、色々と検討することがあり、少したいへんでした。
一つは、どのメーカーのどのクラスのものを買えば、画質は満足できるのか。
フルハイビジョンから4K、8Kと映像のフォーマットが変わろうとしている中で、どのフォーマットのものにするのか。
そもそも自分の部屋のサイズと配置で、キチンと映せるのか。
まずは話が聞きたくて、大阪にあるアバックさんにお伺いしました。
何となく、メーカーの中では、映像と言えば、JVCがいいのかなという、イメージだけありました。
聞いてみると、プロジェクターに力を入れているメーカーさんの筆頭は、JVCかソニーだそう。その中で、さっそくJVCの4K対応モデルDLA-X500Rの映像を見せて頂きました。
確かに、画像が緻密、俳優の肌の感じがほんとうにリアル。また派手な感じがなく、自然な映像です。ただ価格は40万円以上と高い。他に中古のフルハイビジョンのJVCのモデルを見ましたが、少し暗いのですが、自然な感じで、これでも十分。ただ中古の場合、ランプの交換時期が、当たり前ですが、新品より早くきます。
少し安いエプソンのEH-TW6600も視聴、こちらは4Kではなくフルハイビジョンです。映像はTVよりの少し派手めの印象はありますが、とても映像が明るいのが特徴。照明を落とさなくても、十分見ることが出来ます。(ワイヤレスモデルもあります。)
今後、4K、8Kと進化して行く中で、先端を無理に追いかけても、また変わるかもしれない。初めてプロジェクターを買うのだから、まずは手頃なものを買って、カジュアルに楽しもう。本当にどれだけ使うのかも分からないし。
まずはフォーマットについてはフルハイビジョンで十分かなという結論になりました。
また値段が手頃で、出来れば、部屋の中で、ほとんど見えない様に設置したいので、JVCやソニーに比べるとサイズが小さなエプソンがいいのではと考えました。
残る問題が設置場所。自分の部屋に本当に設置できるのか?ちゃんと映せるのか?
最初は、見る時だけ、ソファの後ろにプロジェクター移動させれば、いいと思ったのですが、
アバックの副店長さんから、それだとあまり見なくなるかもしれません。とアドバイスをいただきました。
確かにそうです。移動させること自体もプロジェクターは重くたいへんな上、そこからまたピントや映像の調整をする必要があります。
そこで、改めて部屋の採寸をし、プロジェクターを固定出来る位置を考えました。
位置の候補は、2つ。
一つは、映したい壁の反対側の壁に設置する。
もう一つは、ソファの脇に設置する。
そうすると、映すサイズ(スクリーンサイズ)と、プロジェクターとスクリーンの距離(投射距離)を考える必要があります。
投射距離が長くなるほど、調整は出来ますが、基本的にスクリーンサイズは大きくなります。
ところが、映像を映そうと思っている壁面には、ステレオやスピーカーがあって、
横幅的には、80型(幅1770mm×高さ1000mm)が限界。
壁同士の距離は約6mあり、その距離だと調整しても100型(幅22100mm×高さ1250mm)になってしまって駄目です。
次にソファの横に設置する場合は、角度が問題で、カタログを見ると、候補にしていたJVCやソニーの機種では設置(調整)が無理で、エプソンの場合も補正をしても、画面に対して、角度30°が限界だそうです。計って見るとぎりぎりの28°でした。
やはりエプソンかなと思いながら、次の週に再度アバックさんにお伺いすると、EH-TW6600の前のモデル、EH-TW6100の新品が非常に安い値段で販売されていたので、即決。12万円ぐらいだったと思います。
実際に部屋に設置する際は、斜めから映すので、画像の調整は必要でした。
ピント合わせ、ズーム調整の他、台形のゆがみを補正するヨコタテ補正が必要です。
でもテストパターン表示させて、簡単に出来ます。
また白い塗り壁なので、そのまま壁に映してもいいのですが、ブルーレイディスクをキレイに見ようと思うときは、残しておいた元和室の『付け長押』にフック引っ掛けて、吊り下げ式のスクリーンを設置して、映します。
液晶テレビよりも多少設置が面倒だったり、冷却ファンの音と風、ランプの寿命があることなど多少のハードルはありますが、大画面がやはり魅力です。
画面が大きいと情報量が違ってきて、映像の中のいろんなことに改めて気づきます。また映像に入り込め、あたかもそこに自分が居る様にも感じます。
あと思ったのが、映像を映すこと自体がインテリアになるということです。部屋がかっこよく見えます。TVの売り場でも結構隅に追いやられているプロジェクターですが、もっと広まってもいいのでは思いました。
EH-TW6100。冷却ファンの出口が正面にあります。特に向かって左側から暑い風が出てきます。
プロジェクターの設置場所は2案考えました。どちらも出来るだけプロジェクターを見えない様に。向かい側の壁に置くことは、スクリーンサイズと投射距離の関係で無理なことが分かり、ソファの横、低い位置に置くことにしました。
上が入力の切り替えや音量などの操作ボタン、下の黒いつまみが、画像の調整ボタンです。
上から、ヨコ方向の台形ゆがみを補正する「ヨコ補正スライダー」、映像のサイズを調整する「ズームリング」、映像のピントを合わせる「フォーカスリング」です。
左からがHDMIの入力端子×2、一つ飛ばして、USB入力端子、VIDEO入力端子とオーディオ入力端子、コンポーネント入力端子、RGB入力端子とRS-232C端子。今はブルーレイディスクプレイヤー(ユニバーサルプレイヤー)とWiiUをつなげています。
『付け長押』にスクリーンを吊るしました。よくあるAVシアターのテカテカとした感じが苦手なのであくまでアナログな感じを大切に。。。
ホームセンターでフックを購入してきて、映像位置の高さを調節しました。
写真は、ヨーダですが『スター・ウォーズ/クローン大戦』で宇宙空間にハイパースペースジャンプでインペリアルI級スター・デストロイヤーが現れるシーンやBTL Yウィング・スターファイターやT-65 Xウィング・スターファイターの空中戦も迫力満点で釘付けになります。
カンフーパンダ ポーの毛並みがきれいな映像で映りフワフワ、ポヨポヨ、腹ボテの臨場感があります。
アイテムを使い始めた日 2014年 11月
- ブランド:
- エプソン
- 品名:
- EH-TW6100
- 寸法:
- 幅4200mm × 奥行365mm × 高さ137mm
- 重量:
- kg
- 施工・購入:
- アバック