床は古材足場板。壁は天然顔料のペイント。素材感のあるそれらに、どんなカーテンを合わせるのか。
選んだのは、フランス人デザイナー ファブリス・コテットがデザインしたリネンのカーテンです。
リネン本来の質感や色むらがあるので、無地ですが、程よい表情があります。
ダイニングのカーテンには、深いグリーンを選びました。
壁はFARROW&BALL。天然顔料と伝統的な製法で作られているペイントです。
カーテンの上部にはリングが付いています。レールはIKEAのカーテンロッド。シンプルなレールを探していましたが、なかなか無く、このレールも見つけた時はすでに廃盤。IKEA直接ではなく、IKEA商品を扱っているお店に、たまたま残っていたストックを購入しました。
ジュード(黄麻)を使ったリネンのため、繊維が粗く、糸の太さにムラがあり、それがこのカーテンの独自の表情を生んでいます。ハリ感のあるしっかりとした生地です。
調べてみると、ジュード(黄麻)は、光合成が旺盛な植物で、二酸化炭素(CO2)の吸収力が普通の木と比べて5~6倍あり、地球温暖化を抑制する働きがあることから、最近、注目されている繊維みたいです。
意識してエコを考えているわけでないのですが、床に古材足場板を選び、その素材の質感にあわせようとした結果、環境にいい素材を選択していました。
床は足場板。時間が物理的に染み付いた迫力と存在感のある素材。塗装の現場で実際に使われた板なので、所々にペンキの跡やキズがあります。このジュードのカーテンもラスティックな表情をもっているので、相性がよかったです。
光が差した状態で見ると、糸の一本々がしっかり見えて、違う表情になります。
なかなかピンと来るものが無かったり、あってもとても高価だったりと、いろいろ悩んで、引っ越しから2ヶ月ほどは、カーテンが無い状態で過ごしました。
リビング側の窓のカーテンは、イエローにしました。
グリーンに比べイエローの方が、光を通します。
購入した時のサイズは、横1400mm、縦2800mm。
とても丈が長かったので自分でカットして長さを調節しました。90cmほどあまった生地は、ビローケースにしました。
このリネンのカーテンのブランド名は、en fil d’Indienne(オンフィル ダンディエンヌ)。フランス語で「インド更紗の糸で」という意味です。このカーテンはインドで作られています。
カーテンを閉めた時のリビングの様子。
視線が気になる事はないので、普段は、開けっ放しのことが多く、閉める時はまぶしい時ぐらい。閉めてもほどよい明るさです。
また冬場の夜は、寒いので、閉め切ることが多いですが、リネンの表情が、部屋に温かみを出してくれます。
アイテムを使い始めた日 2012年 12月
オンフィル ダンディエンヌ ファブリス・コテット リネン ジュード オンフィル・ダンディエンヌのカーテン カーテンのレビュー
- ブランド:
- オンフィル・ダンディエンヌ
- 寸法:
- 幅140mm × 高さ280mm
- 重量: