モルタルの水鉢で、メダカと睡蓮を始めて約4年。3年目までは順調だったのですが、4年目から藻(アオミドロ)が大量に発生するようになって、水もにごり始めました。肥料をやっても睡蓮の花は咲かず、春になってもメダカがほとんど動きません。4年目で水の浄化サイクルが崩れてしまいました。
原因は富栄養化のようです。いくつか対策を講じ、回復をめざします。
調べてみると、富栄養化は、メダカのフン、睡蓮の肥料などが発生させたリンや窒素などの成分を、睡蓮やバクテリアが消化できる範囲を超えたということ。
今回、6つの対策をやってみました。
(1)水を変える。
(2)バクテリアを入れる。
(3)バクテリアの住処ため、底に砂を入れる。
(4)バクテリアを活性化するため、サプリを入れる。
(5)睡蓮の赤土を入れ替える。
(6)睡蓮の肥料が土の外に出ないように深く埋める。
まず、最初に水鉢の水を抜きます。
道具には、おそうじポンプとバケツを用意しました。
その前にメダカは、もう一つの水鉢に移動させます。こちらの水鉢の水はきれいで、濁りはほとんどありません。
灯油のポンプと同じ要領で、水を吸い込み、バケツに移していきます。水鉢の底にはメダカのフンが沈んでいます。
水鉢の底は、ヘドロ化していました。
水をすべて抜いたところ。
ヘドロや藻が付いていたので、プラスチック製の筒型スコップでこそぎ落としました。
ウォーターサプリとバクテリア、そして砂。
この3点セットで、バクテリアを増やし、活性化させます。
バクテリアが、フンや食べ残しのエサ、溶け出した肥料を分解してくれれば、
富栄養化にならず、藻も生えず、濁りも出ないはず。
土は栄養の元になってしまうで、ほとんど栄養素が無い赤玉土を使います。
そして、肥料は栄養分が水に出来るだけ出ないように、土の深いところに埋めました。
砂は水でよく洗い、水鉢の底に沈めます。
砂を水鉢にいれます。 少し迷って、栄養が漏れ出す量を少しでも減らすため、睡蓮の鉢の数を一つ減らしました。
水にバクテリアとウォーターサプリを入れて、これで対策はすべて完了です。
水鉢の水を入れた後、メダカを移動。少し白濁していますが、バクテリアが活性化するのには1週間ほどかかるそうなので、このまま様子をみます。その後の経過はまた改めて記事にしたいと思います。
アイテムを使い始めた日 2015年 5月
- ブランド:
- 三卯養魚場
- 品名:
- モルタル製 丸鉢 (中)
- 寸法:
- 幅630mm × 高さ190mm
- 関連サイト:
- http://www.san-u74.com/order/tank-marubachi-01.html