トレーナーなどのスウェットの生地は、裏側がパイル編みになっていて分厚く、それをさらに起毛したものは、綿素材のフリース調になっています。
綿の天然繊維で吸湿作用や防寒にすぐれているのですが、裏毛と呼ばれる部分があることで洗ったときの乾くスピードが遅く、干し方が難しい。
なにかいいハンガーはないかなと探していて見つけたのがペットボトルを利用したハンガーです。
このハンガーは、とてもコンパクトなサイズ(写真参照)で持ち運びが便利なので、サーファーがウェットスーツを乾かすのに人気が高い商品です。
素材は違いますが、スウェット生地の肉厚がとても似ていて使用してみたら、よかったのでずっと使っています。
特にメンズのトレーナーは、サイズも大きく身幅が60cmくらいあるので2リットルサイズのペットボトルを利用して干しています。
メンズ・レディス・チャイルドサイズとペットボトルのサイズを変えるとカスタマイズできて服にサイズを合わせることができる点も良いです。
また、ボトムなど胴回りにポケット布やベルト位置の布が重なってる部分もペットボトルの厚みで空洞部分ができて、乾きやすいです。
ペットボトルには、いろんな種類や大きさ、カタチなどあるので、水を買うとき「あのカタチとサイズは、あの服にいいかもしれない」と想定して買ったりします。
スウェット好きでヴィンテージやミリタリー、カレッジものなど何着もいろんな種類のトレーナーを持っていて、大事にしています。
特に吊り編み機というヴィンテージの特殊な編み機を使用して編み上げられたパーカーなど、(スウェット通の方は、知っているとおもいますが)価格がとてもいいお値段がするので洗濯方法には、気を配ります。スウェットの生地は、分厚い生地で、パーカーが付いてたり、カンガルーポケットがついていたりして、ハンガーの肩先が細いと生地の厚みと重みで型くずれしたり、乾きが遅かったします。
スウェットのことをよく『裏毛』と呼ぶ場合がありますが、それは、生地の裏側の編み目をパイル調にしてる部分を指していて、呼ばれるようになったみたいです。
この生地の構造が魅力なのですが、乾きづらい。。。
ミリタリーのスウェットは、そういうことを考慮し、速乾性を出すため、ポリエステルを混ぜた素材を使っている物もありますが、綿100%は、やはり肌に気持ちが良いです。
これがスウェットを干すのいいと思ったハンガー。フック部分のみのパーツにペットボトルを差し込んで利用します。
洗濯したいアイテムや生地厚、サイズによって、ボトルの大きさを変えて干すと乾きやすくなります。
『RETHINK』の文字に『?』マークにみえる。これだけ見ると『もう一回、別の視点から考えて直してみない?』と問いかけられているようです。
2Lのボトル(左)は、メンズのスウェット用に、500mlボトル(中)は、レディス用スウェットやカットソー、ニットを干す時に使用しています。
カットソーやニットは、肩の部分にハンガーの型が付きやすいのですが、500mlのボトルの大きさが肩の厚み分とちょうど良い感じに合い、型が付きにくく乾きやすいです。チノパンなどのボトムにもよく利用してます。
330ml(右)は、インナーなど小さいサイズのものに使用。
500mlのボトル
2.5Lのボトル
このアノラック型パーカー(綿100%)で、身幅が60cmくらいで肩幅は、59cm。なかなか適したハンガーがありませんでした。
トレーナーの干し方
2Lのハンガーで肩幅もジャストです。ペットボトルの厚みで身体が入る部分に空洞ができるので、乾きやすくなります。
ボトムの干し方
ボトムもウエスト部分は、前明きファスナー、ポケット布、ベルト部分など生地厚で乾きにくいですが、ペットボトルで空洞面積ができ、乾きやすくなります。