しばらく家を空けていた間にあじさいの様子がおかしくなっていました。
秋で葉が枯れてゆく様子とは、ちがうかんじ。。
土から根っこを引っこ抜くとスポッと抵抗なく抜けて、根っこが短くというより無くなってるくらいにまでの状態に!
土を掘り返してみると白い太った幼虫がいました。
父親にもらった大切なアジサイが。。。。元気がありません。(10月25日撮影)
なんだか水を吸い上げていない感じです。アジサイは、11月ごろから枯れて落葉していきますが、その様子とも違う感じがしました。
株を引っこ抜いてみるとガーン。根っこがない。。。
でも新しい芽が出て来てる部分があるので、ちゃんとケアをすれば息を吹き返すチャンスはありそう。。なんとか復活してほしいです。
土を掘り返してみると10匹くらいの白い幼虫が出て来ました。根っこを食べてよく育っています。。。
調べてみるとこれは、コガネムシの幼虫。園芸用の土に卵が混ざっていることも多いらしく、有機物の多い土は、コガネムシが喜んで卵を生み付けに来るそうなので要注意です!
(幼虫の間、植物の根を食べて害を与えることから『根切り虫』とも呼ばれているそうです。)
写真のように植物が弱っていたら根っこを見てみてください。コガネの幼虫が潜んでいるかもしれません。コガネムシは、アジサイの他にもバラやカーネーションにも付くらしいです。
うちのベランダには、バラの鉢植えも3つあるので厳重に警戒しないといけないです。
そして成虫になると今度は、アジサイの葉っぱをムシャムシャと食べ尽くすみたいで、アジサイの天敵!
果たして生き返るか心配ですが、以前もスイレンやツバキに試した『ヒートショック(温度差)により育成されるタンパク質が生物を元気に快復させる』という仕組みの自分なりの応用を今回もやってみようと思いました。
(以前は、寒い時期につぼみを付けたスイレンの水鉢にお湯を入れたり、元気のなかった椿の葉にお湯のスプレーをしたり)
今回は、主に根っこをまず元気にしないとと思い、アジサイの根っこを温度、50℃より少し低めの48℃のお湯にしばらく浸けることにしました。
30分くらい浸けていた思います。
お湯の温度設定は、以前TVでバナナを新鮮に保つのに50℃のお湯に浸けると鮮度が長く維持できるとやっていたので、50℃を目安にしようと思いました。(確かNHKの番組、『試してガッテン!』でヒートショックプロテインを取り上げていたと思います)
昼夜の寒暖の差がはげしくなってきたので、素焼きの鉢から発砲スチロールの箱に植え替えしました。(底に水はけ用の穴を20個くらい空けています。)
枯れ切った葉っぱも省いて、栄養のある水を与えていいます。
2,3日後の写真ですが、幼虫退治をした日より葉っぱもシャンとして、水を吸い上げてすこし回復してきているように見えます。
でもあれだけ根っこを食い尽くされているので、どうなるか?
植え替えて1ヶ月後、白くて細い新しい根が伸びてきていました!(11月29日撮影)
このアジサイのように枝の細いタイプのアジサイは(ヤマアジサイ、スノーフレイクなど)、冬の乾燥した風に当たりすぎると、株自体が死んでしまったり、枝の先端にできる花芽が枯死してしまう可能性があるそうなので
越冬するにあたり室内に入れておくことにしました。(室内へ取り込む場合は、エアコンの温風が直接当たらない場所に置くように注意が必要)
あと、他にも枝の太いアジサイもあるのですが、それは、軒下などの風が直接当たらない場所に移動。
今回、コガネムシの被害に遭いましたが、寒い時期のアジサイの管理方法がわかり勉強になりました。
今年の6月に咲いていたアジサイの様子です。来年もきれいに咲いてくれるようにアジサイについて理解を深めようと思います。