今年はスイレンの花が無事、季節通りに咲きました。株分けはさぼったものの、追肥と葉摘みをがんばったのが功を奏したようです。
スイレンの花は、つぼみを付けてから開花まで熱帯性スイレンで約2〜3週間、温帯性スイレンで約3〜4週間と言われています。うちのスイレンは温帯性、言われている通り、つぼみを発見してから約3週間で開花しました。その経過を写真に撮ってみました。
ふと気づくと、スイレンの根元に小さな花芽が!うれしい瞬間です。
一週間で、ずいぶん花芽が大きくなりました。
スイレンとメダカの相性は抜群。メダカが藻を食べることで、スイレンの株元にしっかり日が当たり、成長を促進してくれます。また暑くなるにつれスイレンの葉っぱが増えることで、メダカが苦手な水温の急激な変化を防いでくれます。
花芽が水から顔を出しました。
完全に水から外に顔を出し、花芽の先が少し開いてきました。
この頃よく見るとアブラムシが花芽についているのに気付き、急いで落としました。水面にアブラムシを落とすと、残らずメダカが食べてくれます。
まっすぐ上に伸びていた花芽は、夕方になるとくたっと眠るように横たわります。
しかし翌朝、日が昇ると花芽がむくっと起き上がってきます。いよいよ、花びらを開いてくる感じ!
少し目を離した間にも、花芽の大きさ、角度がどんどん膨らんで変わっていきます。
開いてきました。
花中央の卵色のおしべとめしべが見えてきました。
ついに咲きました!とてもきれいです。
いつも緑だけの水鉢に、黄色が一点。
やや花びらは、しわしわしています。
このしわしわの原因は園芸屋さんに聞いてもはっきりせず、次咲く時はピンと張ることもあるそうです。
去年と花の大きさを比較すると大分大きく咲いています。去年は約7cm。今年は約10cmぐらいありました。
花びらも去年が5重だったのに対し、今年は7重でした。
夕方、4時くらいになると花は閉じていきます。そして次の日の朝になると昨日よりも花の開きを大きくして咲きます。
朝、首をもたげ、夕方になると寝かせる動きが、なんだか植物なのだけど動物のように感じます。
花は、それを3日ほど繰り返し終わりを迎えます。
花が終わりました。
どんどん沈んでいきます。
大きな水鉢のスイレンが終わったころ、すぐ隣にある一回り小さな水鉢のスイレンが、同時に2つの花を咲かせました。
スイレンの開花時期は関東以西であれば9月頃まで。手入れすれば、今シーズン、もう少し楽しめそうです。