土地を探しているときに、傾斜部分をウッドデッキにしたらピッタリだなぁという土地を見つけました。土地の条件は、駅から歩けることと、自然を感じることができるということでしたので、すぐにここにしようということになったのですが、、
駅近ということもあり、土地値が高く、坪数も思っていたよりも少し狭かったので、最終的にすごく迷いました。
でも、ウッドデッキを作ったら気持ちいい家になりそう!という最初の直感を大事にして購入に至り、家の建築を始めました。
北側が駐車スペースと玄関、南側の前が道でドンと開けたスペースになっていましたので、そこにデッキを作る予定で、早速施工会社にお見積り。。
出てきた金額は、地盤施工+ウッドデッキ代で500万でした。
ある程度、覚悟はしていましたが、ほかの場所でも予算が押していましたので、、撃沈。。。
他の施工会社でも調べてみましたが、16畳の大きなデッキはどこも同じような料金。。頭で思い描いていた予定が白紙になりました。
施工会社のかたは、傾斜部分を花壇にしては、、と提案がありましたが、お庭の部分の3分の2が傾斜のこの土地を利用しないと、この家を建てた意味がないと思い、曲げられませんでした。
そんな中、以前にリフォーム会社で勤務していた夫は、「僕が作ってみる。。」とボソっと言いました。
「え。。そんなこと可能なの?」
「多分できると思う。。」というので、知識がない私は、夫を信じてウッドデッキを自分たちでDIYしてみることに至りました。
傾斜地にウッドデッキを建てるのは、安全面で大丈夫なのかということが何よりも一番心配でした。
土台を頑丈にして、丁寧に施工していくことを第一に施工をはじめました。
しばらく、連載という形でご紹介したいと思います。
傾斜地に直接ウッドデッキの柱を立てるのは難しいため、コンクリートブロックで塀を作り、傾斜地を段々畑のようにしていきます。
必要な材料は、コンクリート、コンクリートブロック、鉄筋、砂利。
全てホームセンターで購入できますが、砂利はもともと傾斜地に敷かれていたものを利用しました。
これはコンクリートを混ぜるための桶。
コンクリートを混ぜる鋭利なスコップなどでも壊れないよう分厚いプラスチックでできています。
まずは傾斜地に溝を掘り、タンパー(叩いて土を固める道具)で溝の底を突き固めていきます。
ある程度固まったら、砂利を入れてさらに突き固めます。
固まったら溝にコンクリートを流し込み、コンクリートブロックを並べていきます。
このとき、水平器でしっかりと水平をとります。(水平をとっておかないと後々ブロック塀が歪んできます。)
規定通り(建築の本などに書いてあります)鉄筋を入れながら、コンクリートブロックを積んでいき、塀が出来たら最後に土を入れて段々畑のようにしました。
これは束石といって、ウッドデッキの柱の下に設置するものです。
下の部分はコンクリートで、上に金属の取り付け金具がついています。
この金具に柱を取り付けていきます。
土の上に直接柱を立てると柱が湿気で腐ってしまうので、柱の下には必ず必要です。
この図は束石の位置を記したものです。
普通は910mm~1000mmくらいの間隔で設置していきますが、自分でつくるため頑丈にしようと
より細かな間隔で設置しました。
ちなみに真ん中の黒線は傾斜の位置を表わしたもので、黒線より下が傾斜になっていた部分です。
次回に続く…