10年以上使い続けてきた無印良品の土鍋がひび割れたので、土鍋を買い換えることに。
ドキュメンタリー映画『人生フルーツ』に出てきた長谷園の土鍋が、以前から気になっていたので、三重県にある長谷園伊賀本店まで土鍋を買いに行きました。
長谷園伊賀本店は、信楽に近い山の中、標高の少し高い盆地にありました。里山の景色がとてもきれいです。
登録有形文化財にも指定されている長谷園の登り窯。
この他にも作家さんの作品展示室、コーヒーが飲める休憩スペース、登り窯の裏山には展望台や里山を回る遊歩道があります。
古い洋館が休憩スペース。カップ付きのコーヒーの自動販売機が置いてあります。飲んだ後のコーヒーカップは持ち帰ることができます。
3つの展示室があって、ここはメインの第一展示室。ご飯を炊く鍋や味噌汁鍋、蒸す用の鍋など、用途も形もさまざまな鍋があります。いろいろ迷いますが、自分でも長谷園のお鍋を3つ持っているという店員さんが、いろいろ丁寧に教えてくれました。口コミもいいのですが、こうやって教えてもらうのが、楽でいいです。
お店の方に丁寧に説明をしていただいて、煮込みの他、炒めたり、すのこをつけて蒸すこともできる『ビストロ蒸し鍋』に決めました。
買って帰った『ビストロ蒸し鍋』
『ビストロ蒸し鍋』は、土鍋の遠赤外線効果と蒸気で蒸すので、より美味しくなるそうです。
鍋の持ち手には、地域ブランド『iga-mono』の表記があります。
使う準備を始めます。まずよく洗って、よく乾かして、
残り物のご飯で、お粥を作ります。デンプン質が粗土に目止めをしてくれるそうです。
はじめてのお鍋は、牡蠣鍋と、
カニも蒸してみました。
形は、和すぎず、シンプルで、自分にとってはちょうどいいデザイン。
長谷園は、天保3年(1832年)からやっている歴史のある窯元だそう。お店ではドキュメンタリー番組 カンブリア宮殿に、長谷園が取り上げられた時の放送映像が流れていました。主力のタイル事業が震災で傾いて、借金18億。そこから炊飯土鍋「かまどさん」をヒットさせての復活劇。お店に来るまで、知りませんでしたが、ブランドはストーリーが大事ですね。長く大切に使いたいと思います。