かつお節を「本枯れ節」から削りはじめて数カ月。
やはり美味しさはパックとは段違い。
すっかり嫁さんも子供たちも気に入り、お休みの日はガリゴリフル回転です。
味噌汁の出し汁、玉かけご飯、納豆、おかかおにぎり、お好み焼き…
削り器が入門編だったので刃がすぐに切れなくなり、もう少しエエのが欲しくなりました。
う~ん、新しく買ってもカンナと台の合計の値段になるので、予算的にどうしてもカンナに不満が。
やはりカンナはエエのにして台は自作するか!ということに。
中古のカンナのエエのは持ってたのですが、台は機械油で仕込んでいるので食品を削るのには抵抗があるので、お気に入りのメルカリで検索。
中古がほとんどですが、ほとんど使ってないのばかり。 たぶん入門編のカンナを買ってみたけど研いだり、台を直したりが大変なので手放した、といったとこみたいです。
いろんなのがありますがほぼ最安値のはどんな感じなのか試してみたくて1500円(定価3000円)のにしました。
見た感じは値段の割には悪くないです。
やはり刃の厚さが違います!
それでも中古。
刃はちょっとサビがあるし、台は樫ですが木目が悪いのか、かなり狂ってます。 まあ定価3000円やとこんなものかな。
サビ取り消しゴムに金ブラシでサビはすぐに落ちます。
カンナ台に刃を仕込むのにはちょっとコツが要るのですが…
前の持ち主は…
お父ちゃんが怒られてきたことを全部やらかしてました…(^^)
ボンドを薄く塗ってスカスカになった台を直して…
斜めになってしまった刃も真っ直ぐに研ぎ直します。
カンナ台も狂ってちゃんと削れないのでそれも修正します。
久しぶりに徹底的に直します。
手間を考えたら新品買った方が安上がりやった?(^^)
まあ、これも経験値です。
本職仕様では3点接地に仕上げるのですが、かつお節なんでお手軽に真っ直ぐに仕上ます。
ガラス板にサンドペーパーを貼った台で直します。
ゴシゴシ前後に擦って、真っ直ぐにします。
その後3点接地にするのですが今回は省略。
真っ直ぐになりました!
かつお節を受ける箱ですが、よく考えたら、箱型にしなくてもカンナが裏返して使えたらよいし、それならカンナは別用途でも使えるし。
箱から移さないので皿に直受けで問題ないし。
削りかすも残りにくそうやし。
箱型よりあちこち移動させやすいし。
何より作るのが簡単!(^^)
横の固定は木ダボとボンドで固定。
銀色の金具はダボの位置決め用。
底には滑り止めにゴムを貼ります。
二枚の長方形を斜めに切ったのですが、違う方向で切らなくてはダメでした。
左右対称にならず…
さっそく試し斬り!
今宵の斬鉄剣はひと味違うぞ!(ルパン三世カリオストロの城より)
シュッシュッっとエエ音で軽い力で切れます!
おお! エエ感じの花かつお節です!
う~ん、最安値でこれならそこそこのカンナならもっと… と物欲のささやきが…
本枯れ節もかなり小さくなってきて削りにくくなってきて、どうしたもんじゃろのう…
そしたら100均で「スライスホルダー」が売ってたのでダメモトで買ってみたらバッチグーでした!
削りに削って、薄くなって割れたりしてさすがにもう限界…
あとは冷凍して貯まったら煮出してお出汁にします。
あるいはしばらく口の中でしゃぶって噛んでカツオジャーキーです。
かつお節削り器弍型です! 実戦配備です。
やはりちゃんとした道具は偉大です。
無いなら無いで、それなりにやっていけますが、あれば生活を豊かにしてくれますね。
旧型は綺麗に掃除して新聞紙でくるんでロフトに仕舞います。 勉強になりました。
切れ味はまあ値段相応です。かつお節ならこれで充分かな。
普段はこの向きで置いておきます。
箱型より持ちやすく移動させやすいです。
枯れ節は冷蔵庫で保管します。
この台と刃の厚さなら20年は使えそうです。
これからよろしくお願いします!