きのう、きょうの2日間はタイルの施工。
今回は吊り戸棚を撤去したキッチン前面壁に、平田タイルが扱う英国はマルボロ産のハンドメイドタイルを貼りつめることに。
じつは当初のプランでは現状のアクリル製キッチンパネルをそのまま使い回そうと思っていた。
しかし、たまたま近所にあった平田タイルのショールームで、エキゾチックな色彩の釉薬がかかったイタリアやイギリス産のハンドメイドタイルを見ていたら、その美しさにすっかり心がひかれてしまいキッチンパネル案は却下。
形はいびつだけれどその質感には大量生産されたものにはない味わいがある。なかにはひとつづつ細かく絵付けされたものもあって、こんなステキなタイルを貼れば、ウチのような平平凡凡でありきたりなマンションのキッチンでも、すこしは小マシになりそうな気になってくる。
でも、こういう個性の強いものに入れ込みすぎるとかえってヘンテコリンな雰囲気になってしまうからね、むずかしい。
そこで、華やかさはないが、なにげなくてシンプルな感じのマルボロ産タイルのヴァニラという淡いベージュ系カラーをチョイス。
これでもよく見るとタイルの表面がすこしでこぼこしていて、いわくいいがたいおもむきがある。
とにかく運び込まれたタイルのパッケージがいきなりシブくて、その箱を眺めているだけでも期待は高まってくる。
きのう、タイルを貼り、きょうは目地埋め。目地は薄いグレーにしてもらった。
しかし職人さんの仕事ぶりにはホントに感心させられる。巷ではDIYも大流行りだが、やはり何十年も同じ仕事を続けてきた人の技は一朝一夕でマネできるものではない。手際がよくて正確で、それでいて仕事場は整然としている。じつにクール!
作業が終わって完成したタイル面を見たとき、今回のリフォームはもうこれでコンプリート!っていう心持ちになった。とくに点検口の造作は完璧で、ずっと眺めていたいほど。まあ、キッチンを設置すれば見えなくなるんだけれども…。
あした、そのキッチンがいよいよやってくる。