市販の水槽の蓋は外掛けフィルターやCO2添加用のチューブなどがあるとうまくはまらないため自作しました。
耐久性としてはガラス製が一番だと思いますが、加工がなかなか難しいこともあり、今回は透明のプラ板で作成しています。
注意点としては、私の家の水槽はLEDライトで飼育しているためそれほど高温になりませんが、蛍光灯で飼育している際は熱で変形する可能性があるため別の素材のほうが良いかもしれません。
薄いプラ板は加工したことがあったので、「正直扱い方は同じだろう」と思っていましたが、厚さ1.7mmのプラ板は想像以上に扱いづらかったです。
「厚い=硬い」ので割れやすいと感じました。またPカッターでのくり抜き作業は結構力仕事です。
耐久性を考えるとあまり薄すぎるのもダメだと思うので、作る際は1.2mmぐらいが適当ではないかと思います。
また、ドリルで穴をあける時に結構「バリ」が出ますが、透明のプラ板なので紙やすりなどで処理しようとするとかなり傷が付きます。
面倒ですがデザインナイフやカッターでの処理がオススメです。
自作したこともあり、自分の水槽の設備にぴったりなので満足しています。
以前に作成した自作水槽蓋。LOFTにて購入したプラ板(1.7mm)を水槽のサイズに合わせてカットしました。
チューブや水温計、外掛けフィルターの場所はPカッター(プラ板用カッター)でくり抜きました。
空気穴のためにドリルで穴をあけています。作ってみての感想としては1.7mmは分厚すぎました。
Pカッターでの加工が厚みがあるため難しいのと「分厚い=硬い」ため割れやすい等の欠点があります。
個人的には1.2mmぐらいでちょうど良いのではと思います。
熱帯魚用水槽とはいえ、水温の上昇は避けないといけません。
次第に暑くなってきたので自作の水槽蓋に、水槽用冷却ファンの風を送り込むための窓の部分をくり抜きます。
マスキングテープで仮の位置をマーク。マスキングテープは仮止めや目印に使えるのでかなり重宝しています。
私はプラモデル用のタミヤマスキングテープを使っています(150円程度)。ちなみにドリルで穴をあける際に力余って割れてしまった部分をくり抜く部分としました。
くり抜いた部分にホームセンターで購入したアルミメッシュ(300円程度)を設置します。
こんな感じでA4サイズで売っていました。
ほかにも錆びにくいステンレスメッシュ(500円程度)もありましたが、「錆びれば交換する」という発想のもと、安いアルミ製を選びました。ハサミで加工できるので作業はしやすいです。
※むしろカッターで加工すると網目が広がったりしますのでオススメしません。(経験談)
アルミメッシュを固定するために購入した、ボルト、ワッシャー、ナットのセット。
アルミ製とあまり値段が変わらなかったのでコチラはステンレス製にしました(200円程度)。
くりぬいたプラ板のサイズに合わせてアルミメッシュを切り取るとサイズがわかりやすいです。
後でボルトで固定する部分を残すため、実際にくりぬいた部分よりも3cmぐらい大きめに切り取りました。
あらかじめ空いていた空気穴にボルトを通す形で固定。
接着剤などで固定してしまう方法もありますが、冬場は水温低下を防ぐため、メッシュ部分を外し、別のプラ板を設置する計画なのであえて着脱可能なボルト固定にしました。
今回はボルトが少し長かったのでナット側が上部にくるように設置してボルトが水槽の水に浸からないようにしました。
あとで気づきましたが蓋を外す際の取っ手の役割も果たすので意外と便利です。
完成、設置の様子。
設置後に気付きましたが、エサやり時、顆粒タイプのものであればこのメッシュから直接給餌することができました。
わざわざ蓋の取り外しの必要がなく、とても便利です。