ホームセンターなどで売られているテラコッタの素焼植木鉢は安くて良いのですが、色が全て同じでイマイチと感じていました。
かと言って、他の植木鉢を見てもちょっと安っぽかったり、変に光沢があったり・・・で自分好みのものがあまりないのが悩みでした。
そこで、植木鉢を塗装してみよう、と思い立ちました。
せっかく作るので「あまり見かけないデザインにしたい」と思い、いろいろ案は出てきましたが、とりあえず植木鉢ではまず見かけない迷彩柄にチャレンジしました。
作り方は単純です。
植木鉢に、デザインを入れたマスキングテープを貼り、その上から塗料を吹付け、はがす。というものです。
ステンシルの逆バージョンといえばわかりやすいでしょうか。
今回は土っぽさと迷彩っぽさを融合させるため、ベースのテラコッタの色を残しつつ、グリーンベースに仕上げます。
選んだ色は手元にあったプラモデル用ラッカー塗料「ダルレッド(赤茶色)」と「NATOグリーン(深緑色)」。
今回は、塗装までの前編です。
手順①
カッターマットにマスキングテープをまっすぐ貼ります。
まずは、太めのマスキングテープ(できれば黄色※貼り付けた時に目立つので)とカッターマット、デザインナイフを用意します。
カッターナイフでもできないことはないと思いますが、刃先が鋭角なデザインナイフの方が作業性はかなり良いと思います。
細かい作業でかなり活躍しますし、それほど高価なものではないのでオススメです。
手順②
マスキングテープに油性ペン(水性だと弾きます。)でデザインを下書きする。
迷彩柄はいろいろな種類があるので、画像を見ながらでも良いですが、私は適当に・・・。
雲をイメージしながら描くと良い感じになると聞いたことがあるので、雲をイメージ。
手順③
デザインナイフで下書きの上からカットしていき、最後にマスキングテープをはがす。
デザインした部分だけが残るようにはがします。
※余談ですがはがす時はなかなか気持ちいいです。
手順①~③をひたすら繰り返します。
下書きをしては、切り取り、を繰り返し、必要な分だけ素材を準備します。
ココが一番根気が必要な作業です。
大小バランスよく、切り分けていきます。
描いては、切り、はがす。
このような作業を4~5回繰り返しました。
今回は「ベース色(素焼きテラコッタの色)」×「ダルレッド(赤茶色)」×「NATOグリーン(深緑色)」の3色迷彩を考えていたので、
「貼り付ける」⇒「塗装する(ダルレッド)」⇒「貼り付ける」⇒「塗装する(NATOグリーン)」
という感じで2回分貼る必要があるため、数も多くなってしまいました。
のんびり作業をしていたので、ここまでで30~40分ほど掛かっています・・・。
根気が必要な作業です。
手順④
切り出したマスキングテープを植木鉢に貼り付ける(1回目)
植木鉢にテープを貼り付けていきます。この上からスプレーで塗装をするのですが、
テープを貼っている部分が塗装されず、下地の色が残る、という仕組みです。
全体のバランスを見ながら貼り付けていきます。
植木がはいったあとをイメージして、内側も少し貼り付けます。
少し裏側にはみ出す部分があると自然です。
写真は実際に植木鉢にテープを「貼り付け後」です。
この色合い、これはこれで良いかもしれない・・・
と思いましたが、また次回挑戦することに。
手順⑤塗装準備
バルコニーに移動し、塗装の準備。
軍手、新聞紙(or大きめのダンボール)、マスクを用意します。
経験上ですが、湿度が高い日や雨の日などは塗料が乾きにくかったり、ガス圧が安定しないので避けたほうが無難です。
当日は天気がかなり良かったので助かりました。
手順⑥以降(塗装編)は後編に続きます・・・。