2つの直方体を重ねただけのシンプルで、華奢なデザインが気に入って、以前から使いたいと思っていたレバーハンドル。
メーカーはWEST。デザインは建築家の谷尻誠氏。
WEST 3rd 240 レバーハンドル(株式会社ウエストのウェブサイトより引用)
リフォーム前の元の扉。70年代の匂いのするデザインもよかったのですが、自分で設計することにしました。
デザインは、レバーハンドルの華奢なイメージから、アンティークの窓によくあるような細い中桟を参考にしました。建具屋さんに図面と参考写真を渡してイメージをしてもらい、使用する材木や最終のサイズを決めました。
10分の1のスケールで簡単な模型を作って、室内ドアと部屋全体のバランスを確認。
原寸大(1/1)のスケールで、壁に紙を貼ってより実際に近いイメージを確認。
またさらに、レバーハンドルの模型も作り、不安だったので紙に色を塗って具体的なイメージを確認しました。
色は、グリーンシトラス。イエローに少しグリーンが微妙に入った濁りのあるイエロー。
建具屋さんからガラスの入っていない状態で、建具が届きました。
早速、仮で予定の場所に入れてみました。
ここからはDIYで塗装。
まずはシーラー(下塗り材)を塗装。
ムラになったので、この後、もう一度下塗り。
仕上げのイエローの塗料は、HIP エッグシェル。
塗装には、小さなサイズの毛足の短いローラーと小さな刷毛を使用。
広い面はローラーで。
ガラスを入れる凹の部分は、刷毛で塗装。
2〜3回塗ってもムラが相当でました。
更に塗装を重ねます。
途中少し不安になりましたが、5回ほど塗り重ねてやっとムラ無く仕上がりました!
塗装には3日ほどかかりました。
再度、建具屋さんに来てもらって、上部(写真右)から建具の中にガラスを入れます。
ガラスが入りました。
そして枠に丁番を使って収めます。
最後にレバーハンドルを入れて完成です。
施工前のイメージ
施工後。
かなりイメージ通りに仕上がりました。
枠や中桟の細さとレバーの細さのバランスがうまく取れた気がします。
ガラス部分が広いので、しっかり廊下にも光が入ります。
この部屋はアトリエとして使います。壁も天井もすべて白。そこにイエロー、グリーン、ピンクの3色をアクセントで入れたくて、室内ドアはイエローに。
DIYで塗装したドアは、モルタルの床、コンクリートの凹凸がそのまま残る壁によくマッチしました。
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