リフォームの際、天井を剥がすと出てきたのが、スタイロフォーム。凸凹があり塗料の吸い込みも大きい。しかもその天井をツルッときれいに仕上げたかったので、とても苦労しました。最後は自分たちだけでは手に負えず、プロに手伝ってもらってなんとか仕上げました。
解体工事後、天井にスタイロフォームが貼られていることが分かりました。おそらく最上階だからだと思われます。スタイロフォームを剥がして、塗装することも考えましたが、断熱のことを考え、残すことに。
スタイロフォームのつなぎ目とモルタルで埋めた場所もあって、表面はガタガタ、ザラザラです。
まず、用意したのが、表面を整えるための紙やすりと落ちてくる粉から目を守るためのゴーグル。そして‥
使い捨ての防護服。でもサンダル‥。
劣化した目地材などを削ぎ落とし、モルタルの表面を整えます。どんどん粉が降ってきます。この作業に2日かかりました。(ホルムアルデヒドの発散はほとんど無いそうです。)
表面を整えた後、凹んだ部分をパテで埋めていきます。
水をかけながら、パテをこねていきます。
スタイロフォームの目地が取れて深い溝になっています。
根気よくパテで埋めていきます。これにも2日ぐらいかかったと思います。
なんとか表面を整えたので、次にシーラーを塗ります。
吸い込みが大きく、3回ほど塗りました。これにもまた2日。疲れ切って普段は行かないステーキ・ハンバーグのお店『ブロンコビリー』に通う日々。
仕上げの塗料は、FARROW&BALL(ファロー&ボール)。スタイロフォームは、有機溶剤が添加されている塗料では溶けてしまうため、水溶性塗料を使う必要があります。
ローラーで塗っていきます。
ところが、3回重ねて塗ってもスタイロフォームの表面の凹凸が出てきました。シーラーだけでは無理で、パテがもっと全面に必要でした。完全に失敗です‥。そこでここからプロに任せることに。
プロに天井全面にパテを塗ってもらいました。すでにパテ、シーラー、塗装がされているにもかかわらず、まだ吸い込みが大きく、何度も重ねて塗っていいただきました。さすがプロ、ツルッときれいに仕上がっています。
壁面のパテとシーラーは自分たちでやって、最後にプロと一緒に天井と壁を同時に塗装しました。
塗装後の様子。壁面の一部は下地の凹凸をあえて残し、あとはフラットに仕上げています。
リフォームの完成です。
スタイロフォームに本当に塗装できるのか心配でしたが、なんとかなりました。スタイロフォームの目地もパテで埋めたので、断熱性もすこし上がったはずです。塗装の下がコンクリートなのか、板なのか、スタイロフォームなのか見た目まったく分かりません。うまく仕上がってよかったです。