「キッチンから全てが始まった」と言ってもいいくらい、キッチン重視でリノベーションしたarakazさん。
ひとつひとつ選んだアイテムたちがバランスよくコーディネートされています。
システムキッチンは、大阪市にあるルプ(Le pur)にてオーダーしたオールステンレスのもの。
「シンクの幅を80cmにしたい」という希望を叶えたキッチンです。
壁面には濃紺のタイルを選びました。
「タイルでやりたいけど、どういう感じになるのか全く分からなかったので、ネットの画像から探して来て、『これだったらどう?』って嫁さんと相談しながら選びました。今のタイルも、何cm角にするかというところから始まって。タイル屋さんを回って…。
5cm角はあまりないんですけど、細かいタイルは好みではなくて、あまり大きいのは昭和の雰囲気になってしまうので。
たまたま東京で訪れたお店で5cm角を使った内装を見て決めました。
ネイビーにターコイズを半分入れてツートンにするか迷ったんですけど、うるさくなるかなと思って一色に。美濃焼なんですよ。陰影が上手く出ているんです。青とステンレスの雰囲気がスゴく良かったので、このキッチンは大満足ですね」とarakazさん。
対面キッチンカウンターには、さまざまな色・厚み・幅の木を組み合わせたものを。
このアイディアは「この世界の存在するすべてのモノの"百科事典"を作ること」を目的としているサイト、Sumally(サマリー・https://sumally.com/)から得たそうです。
「Sumallyで見つけた画像を『どこかに採用してください』と、リフォーム担当の方に渡したらキッチンの前に施工することになった、という感じなんです。プランによっては、別の場所だったかもしれません」
木材は大阪府池田市のBULLET JAPANにて、オーダー。1×6と2×6のSPF材を、それぞれ3~4色のブラウン系の色で塗装。古材風に仕上げています。
積み上げ順は現場にお任せで。
「僕は現場にいなかったんですよ。色、厚み、幅が違うという条件で何となくやってください、とお願いしました。そのときの職人さんのおぼしめしで出来たもので良いかなと思って。結果、上手く行ってます。当の職人さんには『そんなこと言われても』って言われたらしいですが(笑)」
そんな風にして完成したカウンターと、お揃いのようなキッチンボードは既製品なのだとか。(オーキタ家具・BUMP)
「本当は食器棚もオーダーしようかなと思っていたのですが、すごい価格になってしまうみたいだったので。あれこれ見たんですが、もうこれしかないという…。既製品ですが、うまく収まってくれてありがとうという感じです」とarakazさん。
シンク上部のライトはarakazさんがとても気に入っているアイテム。
「本体はコイズミの普通の照明なんですけど、京都の金物屋さんにBOLTS HARDWARE STOREというところに真鍮のカバーを作ってもらったんです。元々は、アルテックのペンダントライト(ゴールデンベル)を吊す予定だったんですけど、何も考えずに本棚とか作ってたら、高さが足りなくて『あれ、吊せないぞ』と…。ペンダントタイプは難しいということで、提案されたのがこのシーリングダウンライト。
ただこのままじゃちょっとな…と。何かできないかなと思いついたのがこのカバーです。
照明本体の10倍くらいの値段になってしまいましたが(苦笑)。高いと思ったんですけど、こういうときくらいはいいやと。世界に一個しか無いし。使い込んで味が出てくるといいんですけど。
今は照明が明るすぎて、点けている間はカバーが見えないんですよね…。嫁さんはこの照度が無いと作業しにくいという都合もあるのですが。
でもしっくりきてよかったです」
リビング・ダイニングからは奥まった位置にあるキッチンですが、バルコニー側に設けた室内窓からは光が差し込みます。
ひとつひとつ選んで出来上がった対面のキッチンスペース。
ステンレス、タイル、木材…異素材がバランスよく収まっています。
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 分野:
- リフォーム リノベーション
- 住所:
- 宝塚市逆瀬川1-14-6
»地図を見る - 電話:
- 0797-72-3450
- URL:
- https://www.wills.co.jp/refor...