我が家にいる、ビカクシダ(コウモリラン)は2種類。
「ビフルカツム」と、「スパーバム(スペルブム、とも言うらしい)」。
最初に購入したのは、ビフルカツム。それからすっかりコウモリランの虜になってしまい、「もう1つ欲しい…」と、色々と調べました。
コウモリランの原種は18種類あり、出身地は4カ所。それぞれに異なる特徴があります。寒さが苦手とか、暑さが苦手とか、高温多湿が好きとか…。
コウモリランを迎え入れるなら、長く育てられるもの、日本(関西)の気候に合う育てやすいものが欲しい!
調べた結果、このスパーバム(スペルブム)が育てやすそうだという結論になりました。東南アジア産で、日本の暑さ寒さにも比較的強いとのこと。
1点だけ気になる点は、巨大化するということ…。愛情かけて育てれば、約2mくらいになるそうです。
私のマンションの天井高は約2.4mなので、ギリギリセーフかなと(!!)。「そんなに大きくなったら、水やりどうしよう!?」「そもそも置くところあるかな!?」とか、不安な面もありましたが、正直そこまで育つかどうか試してみたい好奇心が勝り、購入を決意。
兵庫県宝塚市にある「陽春園植物場」にて購入。同じ鉢植えタイプで、いくつかスパーバムはありましたが、なんとなく、このウサギの耳を感じさせる一鉢に決定。価格は5,000円弱でした。
レタスのようなキャベツのような…。これは貯水葉。写真中央の渦巻きの中心に芽があって、ここから新しい葉っぱが出てきます。
鉢に植わっている姿はこんな感じ。貯水葉が溢れて、鉢を飲み込む勢いです。
窮屈になってきたら、ビフルカツムと同じく板付けにしたい。
頑張って育てるゾ!と思っていたのが約5ヶ月前…。そして現在…。
ニャキーーーン!!すごく伸びました。
ウサギさんはどこへやら。すっかり鹿のツノ。こんな風になると思っていなかったので、いささか驚き。
レタスのようだわ…と思っていた葉は、ここまでの成長。
ふわふわの新芽も現れました!
横から見ると、こんなに小さい新芽にも、既に切れ込みが!こいつもきっと鹿のツノになるのでしょうね。
鉢に覆いかぶさる分量も多くなってきました。板付へのカウントダウンか…。
最初のレタス写真と比べるとよくわかりますが、全体的に細かい産毛がびっしり!ふわっふわ!でもこの産毛、こするとすぐにハゲてしまうので、触りたいけど触れません。
…順風満帆に成長しているようにも見えますが、ピンチな時期もありました。
はい、こちら裏側です。真っ黒に枯れた葉があります。コウモリランの貯水葉は確かに枯れるのですが、ビフルカツムの枯れ方とは明らかに違う。通常は茶色に枯れます。何かがおかしい。
スパーバムは、直射日光に当たると葉焼けするらしいのですが、こちらは日に当たらないはず。
ちょっと角度を変えると…。なんと、こっちにも枯れが…。
ちょっと考えて、気付きました。原因は水。
購入した当時の様子。
鉢植えのため、苔玉のように水にドボンとするわけにもいかないので、この中央のスキマから水やりをしていました。なるべく土に直接…と思っていたけれど、葉の重なり部分にも水が入ってしまっていたようです。
板付けは吊るしてあるので、余分な水分は流れ落ちますが、鉢植えで葉と葉の間は風通しがいいはずもなく、一番下にあった葉がこんな風に枯れてしまったのだと思います。
また、板付けと比較すると、渇きが遅いので水やりのタイミングも違います。今の時期、板付けは3~4日に1回くらいのペース。鉢植えは、5~7日に1回くらいでしょうか。
それに気付くまでは、同じペースで水やりしていて、何だか少し成長が遅いかも…と思っていました。
気付いてからは、「中の土が乾いたかな?」と確認してからノズル付きのボトルでそろそろと水遣りしたり、水を溜めた洗面器に鉢ごと入れて、底から給水させるようにしています。するとニョキニョキといい感じに。
さて、2mにまで育て上げることができるのでしょうか。(何年くらいかかるのかなぁ…。)
また変化があれば、記録したいと思います。