nipperさんの洋室のニッチ(埋め込み棚)についてのレポートです。
洋室の隅に設置された足場板。一見飾りのように見えますが、これは埋め込み棚の扉。
少し不思議な位置にあるニッチですが、スペースを有効活用し、空間の広がりを感じさせる工夫がなされています。
部屋の隅で、天井に近い位置に設置された扉。足場板を使っています。少し変わった場所にあるように感じるかもしれません。
平面図。この図面はnipperさんが自宅のリノベーションの際に、自身でPCソフト(イラストレーター)を使って引いたもの。
ニッチは右上のグレーに塗った場所です。このスペース、玄関前収納の一部を利用しています。
玄関付近の様子。
玄関扉の左側にあるのが、玄関収納。そして更にその左側に見えている窓が洋室の窓です。
玄関収納は上下、二段に分かれています。
下段は通常の収納、上段は、電気メーターが入っています。電気メーターを収納するだけなら、さほど奥行きは必要ないため、余ったスペースは洋室側からアクセスする埋め込み棚に。
断面図はこのようになっています。
本来はデッドスペースになってしまう場所を有効活用。洋室だけを見ると、少し不思議な位置にあるように感じる理由はそのためです。
ニッチの隣には、ジェルデのブラケットライト(アンティーク)を取付けています。
扉(足場板)は取っ手のないフラットデザイン。
現在は主に本類を収納。コンパクトに見えて、意外に収納力があります。
扉はスライド丁番で固定。外から丁番が見えず、すっきりと収まるのが特徴です。また、「全かぶせ」タイプで、扉を閉めたときに正面から側板が見えません。
収納の上には、玄関まで繋がる天窓があります。スペースを有効活用しつつも、天井までの収納にはせずに空間を確保。この隙間がより多くの光と、空間の広がりを感じさせてくれます。