物件の引き渡しを受けてから数ヶ月、アトリエとして使用することに決めたLDK。
そのLDKのキッチンをどうするか考えるために、いろいろな場所へ出かけました。
今回はキッチンの情報収集から設計までのことを振り返ります。
まずは箕面市にあるタカラスタンダードのショールームの見学に。
ホーローという素材が好きなので、一度見てみたかったタカラスタンダードのキッチン。
その中でも流し台とコンロ台が別のセパレートタイプに興味がありました。実際、どんな感じか見れて満足。
係の人がホーローの使いやすさについて詳しく説明をしてくれました。汚れても簡単に拭き取れて綺麗な状態を保てる所がいいと思いました。
次にシンプルさがいいなと思っていた業務用のキッチンを見に大阪難波の千日前道具屋筋商店街に。
業務用のシンクや作業台を沢山見て回りましたが、オールステンレスの感じがしっくりきませんでした。
タイルを使うかどうか未定でしたが、何かヒントになるかもと思い大阪市西区にある平田タイルのショールームに。
いろんなテイストのタイルがたくさん展示されていました。
とくに気になったものが、大理石のモザイクタイルとモルタル風のタイル。
そしてタイルつながりで、今度はデッドストックのタイルを見に多治見市に。
デッドストックのタイルが積まれた巨大な倉庫にも入りました。
広い倉庫の中にはショールームには無い、古いデザインのタイルが大量にストックされていて、倉庫の外にも山積みされていました。
好きな面白い絵柄のものやハンドメイド風のものがあって使いたいと思いましたが、アトリエはもっとニュートラルな感じが良いなと思って、今回は見送りました。
そして最後に神戸のIKEAに。
IKEAのキッチンのパーツ類は豊富で、使い勝手がよいデザインの水栓や換気扇などがありました。
見て回りながら、考えたことは。
『自分のイメージに沿って自分で設計すること。』
使い勝手の面でも既成品だとそれに合わせることになるので、作ったほうがよいと思いました。
アトリエから用途を住まいに変える可能性も考えて、簡単にばらすことが出来るシンプルな構造にすることに。
あと今回、使いたかった材料はピンクの大理石とアクリル板。
その材料からイメージして図面を引きました。
この空間にはアクセントの色を3色取り入れようと思っていたので、アクリル板はグリーンに。
残りの1色は、扉のイエロー。
天板は作業しやすいようにステンレスに。
水栓とシンク、換気扇はIKEAのものを使うことにしました。
ガスコンロは、作業スペースを重視したかったので、2口コンロのコンパクトなものに。
形は元のオープン型から二の字型に変更。二の字型にすることで、ダイニングに出っ張っていた冷蔵庫をコンロの左横の壁際に移動。二つの台の間を1m25cm開けて、十分なワークスペースも確保しました。
グリーンのアクリル板は、シンクの水ハネ防止とシンク下に置くゴミ箱を隠す為に設置。大きさは1.0m×1.14mで計画。
染料などの材料や道具を置きやすいように、細かく棚を設けました。
図面を作成した後、イメージを掴むために10分の1のスケールで簡単な立体模型を作りました。
グレーの部分がLDK。床は、LDK全面をモルタルで仕上げることにしました。
手前右側の壁には、”シャルロット・ペリアン”デザインの照明(Applique a VoletPivotant)を付けることにしました。
キッチンの壁面にはピンク色の大理石を。
しかし、最後の組み立て工程でこの大理石もアクリル板も取ってしまうことに…。
この次は、キッチンの制作過程について書きたいと思います。
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