1ヶ月くらい前から考えていた、トイレのクロス(壁紙)をDIYで張替えてみました。
使ったのは「のり」ではなくて、両面テープ。しかし、ただの両面テープではありません。
「はがせる両面テープ」です!
1人で作業して、所要時間は2時間ほど。
「はがせる両面テープ」なので、好みが変わったら、はがして違う壁紙を張ることができるし、またやってもいいなと思うくらいの作業量。
そして仕上がりも今のところ問題なし。
全然イメージと違ったらどうしよう…という心配も、「はがせるしな」と思うととても気楽に!
選択肢がぐんと広がった気がします。
張り替えるのは全面ではなく、壁一面だけアクセントとして。
既に張ってあるクロスの上から新しいクロスを張るので、張替えというよりも「上張り」のほうが適切かもしれませんが…。
まずはどんな壁紙にするか決めなくては!。
壁紙、といえば「壁紙屋本舗」。そのショールーム「壁紙屋本舗LAB」が大阪市大正区千島団地にあると知り、行ってきました。
トイレのクロスを張り替えよう!と思ったとき、初めに検討したのが「NuWallpaper」というシール壁紙。
お風呂にも張れて、きれいに剥がせるというのが売りの商品です。(アメリカでも人気らしい)
水に強いからお風呂にも張れるということなのですが、まさかツヤツヤピカピカな質感なのか…。実際に見てみようと思いました。
壁紙だけではなく、床材や塗料、ブラインドなど窓まわりのサンプル・カタログも多数ありました。
探していた「NuWallpaper」もサンプルがあり、実際に見ることができました。が、質感に不満はなかったものの(そこそこマットでした)、我が家のクロスの上から張ると、クロスの模様が浮かび上がってしまう恐れが…。
スタッフの方がサンプルを少しカットして、我が家のトイレと同じ壁紙の上に張ってみて下さったのですが、見事に凹凸が浮かび上がってしまいました。(写真撮り忘れました。)
一度壁紙を剥がしてから張るとなると、剥がしたあともきれいに整えないといけないし、うまくできる自信がない…。
悩んでいると、さらにスタッフさんから情報が。
「NuWallpaper」は輸入壁紙で、国産のものよりも幅が短い(国産は幅約90cm、輸入壁紙は幅約50cm)から、トイレの狭い方の壁一面に張るとしても継ぎ目ができてしまう。そしてその継ぎ目をきれいに揃えるのは大変とのこと。
完全に戦意喪失です。
シール状になっていない壁紙にするとなると、「自分でのり付けしないとだめなの?」「のり付きもあるらしいけど、古いクロスの上から張っていいの?」「失敗したら剥がせない!」「空気がうまく抜けなかったらどうしよう…」と、不安が一気に押し寄せてきましたが、壁紙屋本舗LABで「はがせる両面テープ」を発見!
それなら私でもできそうだ!
ということで、「NuWallpaper」は諦めて国産クロスで検討することにしました。
国産クロスは、人気の商品を90cm×90cmのパネルに張っているため、質感も全体もわかっていい感じ。小さなサンプルなど、模様が一部しか写ってない、みたいなことがありますからね。
無地ではなく、柄物を探していたので、これは助かります。
イメージはボタニカル的な、アニマル的な…。
パネルには、メーカー名と品番、QRコードが貼り付けてあるので、あとから注文もしやすいシステム。
パネルになっている以外にもたくさんカタログやサンプルがあるので、何時間でも滞在できます。
余談ですが、クッションフロアやフロアタイルも一部同じように大きなサイズで張ってあるので、「この床にこの壁紙はあうかな?」と実際に当ててみることができます。検討しやすいです。
1回では決められず、オットと再訪して、鳥でもボタニカルでもない柄に決定しました(笑)
LABにある商品はそのまま持って帰ることもできますが、ないものは注文して自宅に届けてもらうシステム。
もちろん、壁紙屋本舗のサイトでも購入できます。
私は壁紙屋本舗のサイト(楽天)で買いました。来店時に3%割引クーポンをもらったのでそれも使わせていただきました。
選んだ壁紙は、シンコールのBB9816です。1m360円(税別)で3m購入しました。(トイレの天井の高さは2.3m)
90×90のパネルには張られていませんでしたが、ファブリックパネル的になっていたものを壁紙屋本舗LABで見つけ、オットがこれ可愛いやん!と。センスのない私は、オットにお任せです。
我が家のトイレは横から入るタイプ。
アクセントクロスは入ったときに見えて欲しい!でも面積が広いと大変!ということで、向かって右側の壁に張ることに決めていました。
障害物は照明スイッチですが、外せるはずなのであまり心配しなくてもいい…と思う。
こちらが我が家のクロス。この微妙な凹凸が今回の作業にどのような影響を与えるのか…。
早速作業開始です。
まずはスイッチのカバーを外します。隙間に爪を引っ掛けて、バリっと剥がすような感じで簡単に取れます。
カバーで隠れるところまでクロスを張ればいいかなと思っていたのですが、結構ギリギリ。カットを間違えると下のクロスが見えてしまうかも…と思ったので、もう少し分解することにしました。
ネジを外したら、壁の中に何かがいた!気づかず壁の中に落としてしまうところでした…。
ドライバーを差している部分に壁がくるように設置して、スイッチを固定するための金具のようです。
これは元に戻すのがちょっと大変そう…。
次に環境を整えます。
壁紙屋本舗のサイトには、DIYの方法も詳しく書かれていたのですが、壁紙DIYの成功の極意は「壁紙は雨の日に張るべし!!」とのこと。
壁紙は湿気で伸び、乾くと縮むという性質があるのだとか。なので、お天気のいい日=乾燥しているときに張ると、湿気の多いときにたるんでシワが寄ってしまうことがあるそうです。
今回、私はのりを使わず両面テープを使う予定なので、余計に気をつけるべしです。全面を固定するのりと違って、両面テープは一部だけを固定するので、伸び縮みする部分が多いため。
というわけで、鍋にお湯を沸かして鍋ごとトイレに。
ロール状になっていたクロスも蛇腹に軽く畳んで同じくトイレに。
換気扇を止め、扉も閉めて加湿!さらには霧吹きでさらに加湿!
おおよそ1時間ほど放置しました。
ちなみに、クロスを畳んでおくときは、上下があるのでそれに気をつけて。
端を持ってそのまま天井に持っていけるように向きも注意。
「畳む」といってもふわっと置く感じで、折り目はつけないように…。あと長いので、うっかり踏んだりしないように…。
壁紙にも布のように耳がついていること、初めて知りました。
1時間後…作業再開です。(作業時間2時間というのは実際動いていた時間で、加湿時間は含んでいません)
こちらが秘密兵器、「はがせる両面テープ」。
裏面はマスキングテープのような弱粘着、表は軽く押さえると仮止め、しっかり押さえると強粘着になるというテープです。
初めての作業で、ずれたり、よれたりするのは間違いない。そのときにやり直しができたら…と思っていたので、仮止めできるのはとっても便利!そして、大失敗したとしたら、はがすことができるなんて…!素晴らしい!
賃貸住宅にもおすすめとのことです。
マスキングテープと両面テープを使って壁紙を張る方法は知っていましたが、それが1つで実現できるのは魅力。
クッションフロアにも使えるので、一石二鳥だわ!(床も張り替えるつもりだったので)
わずかにラインが見えると思うのですが、軽く押さえたときにはこのラインにだけクロスがくっついて仮止めになり、しっかり押さえるとラインが潰れて面で強粘着に変わるという仕組み。考えられている…・
上下左右、ギリギリの位置に丁寧に両面テープを張ります。
そして、追加で横に2本。加えて、スイッチ周りにも。
しっかり貼り付けたら、両面テープの裏紙?をはがします。
少しずつはがした方が不要なところにくっつくことがなくいいかな?と思ったのですが、さすが仮止め機能。気にしなくて大丈夫でした。
仮止め中。
天端がまっすぐ切られていたので、特に裁断することなく、そのまま天井に当てました。
下がだいぶ余り、扱いにくいので床につくくらいの長さにカット。
向かって左側の角を基準に、全体を仮止め。
位置が決まったら、固いカード(ポイントカードとか)を使って角からしっかり接着していきます。
破れたりするんじゃないかと思って、初めはビビっていたんですが意外に丈夫でした。(ひっかき傷には弱いと感じたので、爪には注意)
スイッチ部分は切り込みを入れてスイッチを引き出しました。
切り込みの入れ方は壁紙屋本舗のコンセント部分を参考に。
一通り接着が終わったら角にカードを当てて、カッターで余った部分を切っていきます。(右側がカット後)
ここでも壁紙屋本舗の指示に従い、カッターの刃はこまめに折って、切れ味のよい刃でカットしました。
耳の部分(向かって右)も同じ要領でカット。
一番下も巾木に沿って切りました。
下に行くほど難しくなる感じです。狭いので大変でした。最後の方は汗だくです。。。
スイッチを元に戻して完成です!
これも地味に大変でした…。20分くらいかかったかも。C型金具を元に戻すのに骨が折れましたよ…。
でもその甲斐あって、なかなかよい仕上がり!
では、Before→Afterを!
どうでしょうか!?
今回やってみて、感じたことは…
●無地のクロスだと粗が目立ちそう。柄物&ぶ厚めのクロスでよかった!
→下のクロスの凹凸も全然気になりません!
●もっと加湿したほうがよかったかも。
→実はところどころ、ちょっとだけ弛んでるんですよね。遠目ではわからないのはやはり柄のお陰かも。雨の日がちょっと心配。
●両面テープは慎重に張る!
→端の方までピシッといい感じにできたのは両面テープ張りをギリギリまで丁寧に張ったからだと思う。
●思ったより簡単!そして安い!
→一人では無理なんじゃ…とか、大失敗したらどうしよう…とか心配してましたが、見れるレベルにはなった!今回はクーポンや楽天ポイントを使ったのもありますが、このクロスとトイレ床のクッションフロア、両面テープ、送料で4,000円!模様替え感覚で楽しめると思います!
●ちゃんとはがせるかな?
→これはやってみないとわかりませんが…。定期的に張替えてもいいかなと思っているので、そのときにまたレポートしたいと思います。次は全然違う柄で遊びたい。夢が広がります。
壁一面だけでもずいぶん雰囲気が変わりましたが、次は床にチャレンジ予定です!難易度高そうですが、頑張ります!
皆さんもぜひ、やってみてください♪