浴室の黒カビの除去と黒カビがとれるしくみについて。
いつもはバスマジックリンとカビキラー2つの浴室用洗剤を使って掃除をしているのですが、汚れや赤カビは、きれいに落ちてもコーキングの黒カビが落ちずに少しづつ残り続けていました。
今回、業務用の『カビとり一発』を購入し試してみると、本当に一発でカビが消え、ちょっと驚きました。
ただ、漂白で見えなくなっただけでは?という疑問もあり、直接メーカーさんにカビがとれるメカニズムについて聞いてみました。
『カビとり一発』です。分かりやすいネーミング。業務用なのでパッケージもシンプル。
リフォームで交換したピカピカの浴室も3年経つと黒カビが徐々に繁殖してきました。調べてみると新築やリフォームで新たにした浴室も2年ほど経つとコーキングが黒カビで黒くなってくるそうです。
カビキラーでも落ちない黒カビ。これが気になって毎日、入浴のたびに悶々としていました。
夜にお風呂に入って、朝もシャワーを毎日浴びるので、換気扇を24時間回しっぱなしにしても、ほとんど乾く時間がなく、それも黒カビの原因だと思います。
『カビとり一発』を開封します。
まずキャップを取って、その下にあるノズルをハサミでカットして、口を開けます。
浴室のカビが生えたコーキング部分に洗剤を付けていきます。ジェル状になっているので、ほとんど垂れません。しかもカビキラーの様なキツい匂いもしません。
(*他の洗剤と混ざると有害なガスが発生することがあるので注意が必要です。)
ビニール手袋は、必須とかかれてあるので、厚手のものを用意しました。
ちょっと付け過ぎました…。ピンクの透明ジェルなので、塗ってる箇所がわかりやすく、途中で黒カビが落ちてるのが確認できるのがよいです。
ムラなく洗剤を付ける為にお掃除用の歯ブラシで、塗り付けます。その後、5時間ほど放置しました。
放置した後、歯ブラシで擦りながら、シャワーで洗剤を流していきます。
ビックリするくらいきれいに落ちて気分爽快です!ネットで使用されてる方の記事を読むと20年来の黒カビも落ちてるようです。
ただ、成分がほぼ漂白剤とおなじなので、漂白されてカビが見えなくなっただけでは?という疑問があり、メーカーさんに直接聞いてみました。
1.黒カビを殺菌死滅(次亜塩素酸塩+強アルカリ)酸化分解によりカビの細胞を化学的に破壊します。
2.黒カビの黒色を漂白(次亜塩素酸塩)
3.水で洗い流すことにより除去
カビの殺菌・漂白をほぼ同時進行。
違いは、カビ取り剤は、安全のために濃度の上限が決められていて、濃度はあまり高くなく、漂白剤のほうが濃度が高いそうです。(臭いも漂白剤のようにきつくない)
飛び散りを防ぐために泡やジェル状にスプレーできるようになっていたり、技術革新が進んでいて、カビが速く消えるようになっていたり、ゴムの部分に浸透しやすいようになっていたりといろいろな工夫がされているということです。
成分が同じでも濃度や形状、浸透率などの違いがカビの落ち方に差が出ることがわかりました。
カビもちゃんと死滅しているようだし、これからの対応もわかったし、これで、ゆっくりお風呂に入れます!