リビングには古いピアノを置いています。
よく家を訪れる人に「もちおさん、ピアノ弾けるの!?」と聞かれますが、残念ながら全く弾けません。
完全にインテリアとしてアンティークピアノを置いています。
これは実はいただき物。
引っ越しの際に不要になったものを譲ってもらいました。
椅子とセットです。
鍵盤の蓋を開けると「K.KAWAI」の文字が。
アップライトピアノの場合、上の天板を開けて中を覗くと中央付近に製造番号、右の方に型番があるということなのですが、我がピアノには見当たらず…。
アンティーク感満載の姿のため、いつの時代のものかが気になり、河合楽器製作所の方に聞いてみました。
すると、昭和24年に製造を開始した、No.150 という小型ピアノであることが判明!
終戦後、まだ物資の乏しい中、ピアノの製造を再開した時のモデルとのこと…。
このエピソードにじーんと来ました…。
ちなみに、2本ペダルのものだとおそらく昭和45年以前、フレーム(天板を開けて見える金属の骨格)に型番の記述がないものは、昭和35年以前のものではないか…と推測されるそうです。
もしご自宅に、年代の分からない古いKAWAIのピアノがあれば参考になさって下さい。
我が家の雰囲気作りに一役も二役も買ってくれています。
たいへん貴重なものだとわかりましたので、今後も大切にしていきたいと思います。
それほど大きくない、小さめのピアノです。椅子もレトロな感じ。
弾けたら素敵ですが…。
3本足です。このえんじ色の座面とオレンジのフリンジがザ・ピアノ。グラつきもなく、普通に座れます。
夜の雰囲気もなかなかです。
フタにはK.KAWAIのロゴ入り。
「KAWAI」はよく見ますが、「K.KAWAI」は創業者の河合小市(こいち)のイニシャルだとか。
大体昭和35年くらいまでは、この「K.KAWAI」のロゴが採用されているそうです。
ちなみに鍵盤の数は64。たいていのピアノは88鍵だそうですので、小さいのも頷けます。
天板を開けて中を覗くと、カワイピアノのロゴが。
昭和35年以降に作られたものであれば、このロゴの下に製造番号があるそうです。