【小さなおうちの物語① -床のワックス掛けのおはなし-】
床材にオーストラリア桧の無垢フローリングを使用している我が家では、年1回の手入れ=ワックス掛けが恒例行事になっています。
もともと床材を選定する際に、いろいろな床材を検討しましたが、節の模様が不規則にはっきりと出ているのが表情があって面白く、またほんのりと漂う木の薫りが気に入って、オーストラリア桧を選びました。
床に無垢材を使おうと決めたときから、日焼けや、傷跡などの経年変化も家の歴史の一部として楽しめるような、小学校のよく磨かれた廊下の床のようなイメージの床を時間をかけて作っていきたいなと思っていましたが、そのためにはやはり床のワックス掛けはかかせません。
まずは準備から。小学校の掃除の要領で机と椅子をあげます。
その他床の上に置いてあって片づけられるものは極力移動させます。
次に掃除機をかけて埃やゴミを取り除き、硬く絞った雑巾で水拭きを行います。
この時水垢などの汚れが取れにくいところがあれば細かい番手のサンドペーパーをかけると綺麗になります。
我が家で使用するのは、未晒し蜜ロウワックス。
エゴマ油と蜂蜜が原材料で、シックハウスやアトピーの誘因となる有
機溶剤や乾燥剤が一切含まれておらず、子供が口にしても安全なので、
1歳児がいる我が家でも安心使えます。
価格は1リットルで8000円くらい。
多少割高ですが、1リットルで90畳分くらいのワックス掛けができます。
まず最初にワックスをかけたい日の週間天気予報を確認します。
ワックスが完全に乾くまでに2-3日はかかるので、雨が降らず、太陽が出てるタイミングでやりましょう。
オススメは秋分の日から体育の日にかけて。
無茶苦茶暑くもなく、作業するための連休があって、湿気が少なく、
統計学的に晴れの日が多いこの時期が個人的にはおすすめです。
蜜蝋ワックスはうす~くスポンジで伸ばして
乾いた布で磨きながらひたすらふき取っていきます。
ティースプーン1杯のワックスで、2畳くらいが目安。
あまり多く塗りすぎるといつまでたっても乾かず、べとべとになります。
机の下の床にありがちな椅子の足によるひっかき傷。
我が家にもたくさんありますが、ワックスを丁寧にかけることで
かなり目立たなくなります。
根気よく丁寧に塗って磨けば、このとおり
ある程度の傷であれば目立たなくなって
美しい光沢を放つようになります。
写真の上半分が磨いた部分で、下半分が磨いていない部分です。
床材の艶感が違います。
今回の約2時間かけて20畳ほどの広さのワックスがけを完了。
本気でやるとけっこうな重労働です。(ずっと屈んで磨くので、けっこう腕にきます。)
どうせなら、気持ちの良い天気の日に聞きたいお気に入りの音楽なんかをかけてやるのがおすすめです!
個人的にはワックスが完全に乾いたあとの床の木材の質感を裸足で楽しみながら、つやつやになった床に部屋の照明が
じんわりと反射する様子を眺めている時にワックス掛けの達成感をいちばん感じます。
アイテムを使い始めた日 2013年 9月
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