【ちいさなおうちの誕生秘話① -間取り- 】
もし、人生という物語をひとつの劇に例えるならば、家はその劇を演出するための舞台といえるのかもしれません。
そんなふうに考えている我が家は、住まいを購入する際も自分たちの生き方を反映させるべく、迷わず中古マンションのリノベーションという選択肢を選びました。
購入した物件は15階のマンションの最上階で、淀川と大阪市内が見渡せる床面積 63m2の一室。もともと和室を含む2LDKだった間取りを一度全部ぶち抜いてひとつのハコにした後、一から間取りを作っていきました。
写真は部屋をすべてぶち抜いた後の状態。ここからリフォームが始まります。
完成後にはこの窓から綺麗な夜景が楽しめるはず。
リフォームを開始するにあたり、まず自分たちがやりたいこと、テーマを箇条書きにしてみました。
もちろん、リフォーム途中でいろんな変更や修正は行うのですが、
ゼロからリフォームをする場合、まず自分たちがどんなことをやりたいかを明確にして
ある程度それを整理をしてから検討を始めるという作業が案外重要な気がします。
我が家のリフォームのテーマは下記のとおりでした。
① 真っ赤なタイル貼りのキッチン
② 掘ごたつのある和室
③ 6人以上が座って食事できる大型のテーブルが置けるダイニング
④ シーリングファンのあるリビング
⑤ 大人数でパーティーができるリビング
⑥ 宿泊可能なゲストルーム
⑦ 無垢材の床
⑧ ウォークインクローゼット
上記のうち、4は予算内でなかなか気に入るものがなかったため断念。
8はそれを作るスペースが間取りの中で確保できなかったため諦めました。
それ以外の要素を盛り込んで、最初の間取り案が完成し、それを基に施工をしてもらいました。
まずはリビングまわりから徐々に出来上がっていきます。
左手は掘りごたつ付きの和室を造作しているところです。
無垢材の床もお目見えして完成形のイメージに近づいてきました。
リノベーションの醍醐味はやはり自分たちが思い描くイメージが徐々にかたち造られていく様子を目の当たりにできるところですね。