nipperさんの洗面室の扉についてのレポートです。
中古一戸建てを自らリノベーションしたnipperさん。LDKに3つ並ぶ扉は「それぞれ違うものにしよう」と考えていたそう。洗面室の扉は吊戸。開ける際には、カラカラと心地の良い音がします。
洗面室の扉をリビング側より。左にあるカーテンのついた窪みには壁掛けのテレビが内蔵されています。
吊戸車とアイアンのレールで設置されています。このタイプの吊戸車をnipperさんはずっと探していたそう。古い長屋などに使われているものだそうで、なかなかなく困っていたところ、出入りしている金物屋さんの床に転がっているのを発見。使わないから、と貰い受けることができたとのこと。
施工中の様子
滑車で扉が吊り下げられています。注目したいところは扉も造作しているところ。木枠に石膏ボードを張り付けて作成された扉。もちろん取手はついていません。何を取手にするかは決めていなかったそう。
さぁ、取手はどうしようか…と現地で考えていた時に、たまたま目に止まったアイアンの端材。
「これちょうどいいんじゃない?と、アイアンを扉に差し込むことにしました。裏側にも貫通させています」とnipperさん。
取手がついて、扉らしくなりました。
扉にも漆喰を塗っています。これは乾燥させているところ。
完成後。塗り跡も味わいです。
扉を引くと、カラカラカラ…と小気味の良い音が。「昔は扉が開いたことがわかるように、音が出る仕組みになっていたようです」とnipperさん。パーツひとつ、ひとつにエピソードがあります。