かっちんさんの天井のレポートです。
「素材の風合いをそのままデザインにしたい」というかっちんさん。通常、目に見えるところには使用しない「ラワン合板」を天井に使用しています。
かっちんさんは元々和室だった天井を板張りにリノベーションしています。素材は通常下地として使用するラワン合板(無塗装)です。
ラワン材は、フタバガキ科樹木の材の総称。東南アジアで生産されています。ラワン合板はこのラワン材を「かつらむき」にして、何層も重ね合わせ、接着したもの。色々な表情が楽しめますが、元々は表に出すことを想定していない素材のため、1枚1枚、色や木目の出方が大きく違います。
また、張り方は、板と板をぴったりとくっつける突きつけ張りではなく、少し隙間を開けた「目透かし張り」で仕上げています。隙間から下地が見えてしまわないように、目地の部分にはもう1枚ラワン合板を張っているそう。
隙間を確保することで、隣り合った板同士の厚みの違いがわかりにくくなるというメリットが。実用的な張り方ですが、すっと通った目地は美しく、突きつけ張りにはない動きが生まれます。
「目透かし張り」は和風天井の一種で、よく和室の天井に使われているのを見かけますが、その中でも多いのが、細長い板を長手方向に張ったもの。かっちんさんの場合は、正方形に近い長方形です。
床材も同様のラワン合板を使用。ただこちらは「突きつけ張り」にしています。
ラワン合板の目透かし天井にすることで、クロスや塗りとはまた違う、シンプルでモダンな印象の空間に仕上がっています。
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