cueさんのキッチンの壁面についてのレポートです。
「我が家は未完成なんです」とcueさん。その理由の一つが、キッチンの向かいにある壁面にあります。
キッチンの目の前、階段と洗面室の間にある壁は、cueさんがDIYでペンキを塗ったそう。
現在は、cueさんが塗装を施した上に、葉っぱのウォールステッカーが貼られていますが、実はこのスペース、これで完成ではないとのこと。
cueさんは阪神間をメインに、ピサンキ講師として活躍中。新居にもたくさんのピサンキが飾られています。
※ピサンキ…ウクライナの伝統工芸。イースターエッグの元になったエッグアート。
それを知ったリノベーション担当者から、「この壁に、ピサンキを飾ったらどうか」と提案を受けたそう。
単に飾るのではなくて木の絵を描いて、そこに棚を設置し、鳥の巣があるようにピサンキを飾る、というアイディアです。
上記が完成イメージ図。
「それは面白い!」と感じたcueさんは、お引越し後、早速白いペンキで背景を塗り、木の絵を描く準備をしたそう。
「でも、自分が描きたいと思う木が定まらなくて…。とりあえずウォールステッカーを貼りました。色々考えているんですが、不思議なもので、考える度に描きたいものが変わるんですよ。自分で『これだな』と思えるまでは描かないことにしました」(cueさん)
ああでもない、こうでもない、と考える時間もまた楽しいもの。
これだと思う木がどんな木で、そしてどんな風に仕上がるのか…。
住んでいる人だけでなく、周りの人たちも楽しみに思い、ついつい一緒にどんなものがいいのかと考えてしまう。そんな素敵な未完成のスペースとなっています。