「料理は嫌いではないけど、頻繁にする方でもない」というikukoさん。
キッチンスペースは使い勝手や機能よりも、美しさを重視。
キッチンを連想させるアイテムを隠し、タイル張りのカウンターで、クラシックモダンなインテリアに溶け込む、家具のようなキッチンを実現しています。
リフォーム前は独立型キッチンでした。
リビングの反対側へ移動し、対面式に。
リビングの床材はカーペットがメインですが、キッチンスペースは汚れやメンテナンスのことを考えて、大理石モザイクタイルに(色付きの部分)。
直径約2.4mと直径約4.1mの2つのアールを組み合わせたラインでカーペットと大理石モザイクを区切っています。
よく見かけるキッチンカウンターの壁面はクロス張りで、床に接する部分には巾木が取付けられていますが、ikukoさんのキッチンカウンターはタイル張り。床に接する部分には台輪(家具を支える枠組みの台)が取付けられています。
これは、システムキッチンをインテリアに溶け込む家具のように見せたいという思いからです。
カウンターの高さにもこだわりました。
「手持ちのアルカリイオン整水器を設置する予定なのですが、リビングからは見えないようにしたくて」とikukoさん。
カウンターの高さをキッチン天板から25cm高くしました。床からの高さは110cmです。
この高さだと、水栓も見えない状態に。キッチンを感じさせるものとしては、レンジフードのみですが、そのレンジフードもシャープでスタイリッシュなデザインで、主張しません。
カウンターに貼ったのは木目調のタイル(名古屋モザイク工業のエポックエピック・CD-04620)。
1000mm×200mmという大判のタイルです。コンロ側の壁面にもこのタイルを貼っています。
キッチンの背面には食器棚や冷蔵庫も置く予定はないそうです。
「そういうものは表に出さなくてもいいようにパントリーをキッチン横に設けました」とikukoさん。
給湯器のリモコンもパントリー内に設置しています。
キッチンの背景ともなる壁面には、ikukoさんは大柄のクロス(サンゲツ・WVP-9026)をセレクト。
無地のクロスを貼れば、のっぺりと殺風景な空間になってしまいそうですが、メリハリのある空間になりました。
天井はオフホワイトの無地のクロスにしたことで、圧迫感がなく、軽い雰囲気に。
キッチンの象徴、冷蔵庫や食器類、給湯器のリモコンまでをパントリーに隠し、システムキッチンをタイル張りのカウンターで囲み、台輪を設置。クラシックモダンなインテリアに違和感なく溶け込む、キッチンらしくないキッチンスペースを目指したikukoさん。しっとり落ち着いた雰囲気の家具のようなキッチンを実現しました。
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 分野:
- リフォーム リノベーション
- 住所:
- 宝塚市逆瀬川1-14-6
»地図を見る - 電話:
- 0797-72-3450
- URL:
- https://www.wills.co.jp/refor...