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小物・雑貨

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last update : 2018.5.16 ハンドメイド

紙パックを参考にして作ったマガジンラック兼トートバック

普通

図書館で毎週と言っていいほど、本を借ります。しかも一度にたくさん。
その時にいつも困るのが、本を持ち運びするのにちょうど良いバッグと借りた本の置き場所がないこと。
そこで、その2つを解消できる図書館専用のマガジンラック兼トートバックを作ろうと思いました。

しかし、いざ作ろうと参考になる本をさがしましたが、
イメージしていた『バックの底からサイドのマチにかけて"三角形の折り目"が外側に縫い付けられてるタイプ』
が載ってるものがなくて、ストップ。

ところが毎朝飲んでる 豆乳の紙パックをふと見ると "三角形の折り目"があった!
これを参考にトートバックを作ることにしました。素材は使わなくなったウールのブランケットです。

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マルサンの豆乳飲料麦芽
マルサンの豆乳飲料麦芽


いつも飲んでるマルサンの麦芽豆乳飲料。
この紙パックの上の"三角形の折り目"を参考にすることに。

箱を解体して、トートバッグの型紙を作ります。

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解体後の紙パック
解体後の紙パック

●マガジンラック兼トートのイメージ●

1. 素材:しっかりと強度はあるけど、かわいい質感のウール

2.大きさ:少し大きめの雑誌(B4判)が入るサイズで、厚みは約10冊分。

3.耐荷重の強度:本の重さに耐えれる仕様として、持ち手の幅を広くし底から持ち手が繋がってる仕様にする。
        また、同じ幅広の綿テープを底とサイドのマチに芯として使う

4.カタチ:バックの底からサイドのマチにかけて三角形の折り目が外側に縫い付けられてるタイプ

5.デザイン:ブランケットのウールの素材感に異素材のポケットでポイントをつけたり、極太毛糸でハンドステッチを加えてかわいく仕上げる。





ここからは作成の手順です。
【作成の手順】
《手順1.型紙の作成》

表側から見た図面:
一枚の布を点線で折り込み、縫い合わせるとカタチになります。
ピンク部分は、持ち手の綿テープにあたります。

耐荷重の強度のために持ち手は、5cmと言う広幅の綿テープを使用し、
本の重量に耐えれるように前と後ろの持ち手のテープを底まで延長して、重ね合わせています。

裏側から見た図面:
裏側からも持ち手と同じ綿テープを補強のため縫いつけます。

《手順2.表側の綿テープとポケットの仮止めと裏側の面テープの仮止め》

上図のようにテープを定位置にボンドで仮止めしていきます。
表側は、ポケットをテープ下に挟んで止めつけておきます。
ボンドを塗って後はアイロンで圧着し、冷めるまでウエイトを乗せておきます。

*ボンドは、布用ボンドです。

ポケットに使ったのは、自分で編んだ編み地。
異素材を使った方がポイントになってかわいくなるんじゃないかと思い。面倒でしたが編むことにしました。
トートの生地は、廃材のブランケットですが、ポケットで使う素材は、シルク100%の いい素材を使いました。

上部の縁は折り返してステッチをかける工程があるので3cmくらい開けて止めつけ。

裏側:底とサイドのマチ部分の綿テープを表と同じようにボンドで仮止め。






《手順3.表側と裏側の綿テープの縫い付け》
ボンドが乾いたら、テープをミシンでステッチをかけていきます。
綿テープを縫い付けた写真。
サイドのマチは、5cm折り返して、縫いつけます。

《手順4.サイド面を縫い合わせる》
全ての綿テープを縫い付け終わったら、サイドのマチを15cm幅になるように重ねて、ボンドで仮止め後、縫い合わせます。

この時、後で上部の縁を折り返す時に厚みが出て、じゃまになる部分をカット。

ボンドがよくつくように圧着中の写真。

《手順5.三角マチをサイド面に縫い付ける》
サイド面を縫い合わせたら、三角のマチをサイドの面へボンドで留めつけ、乾いたらミシンで縫いつけます。

《手順6.上部の縁を折り返して縫う》
その後、上部の縁を表側に2cm折り返して縫い、3cmくらい開けてあった綿テープの部分をステッチで縫いつけます。
この時、強度を保つようによく四角いステッチをかけるのですが、今回三角ステッチを2重にしてかけました。

《手順7.上部の折り返し縫いの部分にハンドステッチ》
上部の折り返しにかけていたジグザグミシンステッチの部分に極太毛糸でハンドステッチをかけます。
生地がフェルト化してる素材なので太い針や糸が通る性質を生かしました。
ポケットの編み地で使用したいとの太さとも合います。編み目や縫い目が大きくてポイントに。

《手順8.ポケットのボタン付け》

ポケットのところは、編み目にかかるくらいの小さなガラスのボタンで留めれるようにしました。
ここには、図書カードを入れてます。

完成です。
太い毛糸でのハンドステッチや光沢のあるシルクの編み地がハンドメイドでしか出せないテイストを出せたように思います。
ウール、シルク、コットンと天然繊維でまとめた仕上がりに。

玄関の石を並べている棚の上を、”マガジンラック兼トートバック”の定位置に決めました。

ウール素材なので自立という面では、箱のようにしっかり自立しないのですが
素材の柔らかい印象が気に入ってます。インテリアとも相性がよいです。

図書館本以外でもそのときに読みたい本を入れて置いて、読む場所にトートバックごと移動して読んでます。
ベットの横とかソファの横とか。

追記;
今回、生地の厚みが出るミシンかけだったので、針の太さ16番の生地に刺さりやすいように剣型になった針を使用しました。
糸は、30番、綿テープは、5cm広幅の肉厚タイプです。
接着剤は、布用のボンドでアイロンで圧着すると強力に接着します。
ただし、ミシンを使わずにボンドだけだと荷重は2kgまでになります。

アイテムを使い始めた日 2018年 1月

第8回コンテスト 小物・雑貨のハンドメイド

重量:
kg
2018年 1月 1日

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