LDKの一角に設けたベッドスペース。
ワンルームでゆったりと生活したいと思っていたグリーンさん。LDKと一体化させつつ、パブリックスペースとプライベートスペースを区切る工夫を施しました。
手前側がLDK、そして正面がベッドスペースです。
両サイドにロートアイアンの壁がある位置が、LDKとベッドスペースの境界。
視界や通風は遮られていませんが、ここが境だなとわかるようになっています。
左側の袖壁横には、ドレッサーを置く予定。照明はドレッサー使用時に点灯するためのものです。
そして向かって右側には窓が。この窓は、両側に留め具がついており、開けたままで固定することができます。
LDKと続き間になっていて、壁はほとんどないとはいえ、ベッドスペースは奥まった位置にあり、グリーンさんは「空気がこもってしまうのではないか」と考えたそうです。
ベッドスペースの向こう側は、ウォークインクロゼット。さらにその向こうには共用廊下に面した窓があります。
その風をベッドスペースにも呼びこむための窓です。
「実は、窓をつけたいと思った時は既に工事が始まっているタイミングで、ここにも壁が立っていたんですけど…。どうしてもつけたいとお願いしてつけてもらいました」とグリーンさん。
工事途中に、もう1箇所変更したのが、写真向かって右側の壁面。
上部に梁が通っているため、段差が生まれています。
グリーンさん:
「当初の予定では、この梁に合わせて壁をふかして、梁とフラットに仕上げる予定だったんです。
工事中に見に来たら、既に右側の壁が梁とフラットになっていました。でも左側の壁沿いにキャビネット、右側の壁面にベッドを置いたところを想像したら、通り道となるスペースが狭いんじゃないかと思い始めて…。時間も費用も掛かるのはわかっていましたが、少しでも広く、と壁を元に戻してもらいました」
結果、こだわってよかったとグリーンさん。
袖壁には植物のつるや花をあしらったロートアイアンをはめ込み、風と光を通せるようにしています。
当然向こうが透けて見えるわけですが、ロートアイアンに目が行き、あまり向こう側が気になりません。
キッチン側には先ほどのシリーズの幅違いをセレクト。これも華奢で素敵なデザインです。
こうして見ると、LDKと繋がっていながらも、ちゃんとプライベート感があります。
「繋がり」と「区切り」、一見相反するものが共存しているベッドスペース。暮らしやすさにも細かな配慮がなされています。
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 分野:
- リフォーム リノベーション
- 住所:
- 宝塚市逆瀬川1-14-6
»地図を見る - 電話:
- 0797-72-3450
- URL:
- https://www.wills.co.jp/refor...