洗面台に使用した無垢材は、ブビンガというアフリカ産のマメ科の木。硬くて水にも強いということで、洗面台に使うにはもってこいの素材だ。ざいもく屋さんで材木を選定している際、磨いたらどのような感じになるのか見せてもらうと、赤い綺麗な木目が出てきた。ただし、ストックされていた磨き仕上げが施されたブビンガは、赤が強すぎてけばけばしかったので、過度な加工は控え、我が家では薄〜く荏油を塗っただけの状態で使用している。
今のところ、使用上の問題は特にないが、加工上の問題が少々…。ブビンガは非常に重く、硬い木であるため、写真の状態の材を現場に合わせたサイズに加工する(切る)のがかなり大変だった、という話を大工さんから聞いた。逆に柔らかい加工しやすい材だと傷が付き易かったり水に弱かったりするわけで、それぞれの木の特徴を考えて適材適所に使用すると無垢材はなかなか面白い。
ざいもく屋さんで見つけたブビンガの板。
硬くてしっかりしている反面、かなりの重量がある。
さっと水拭きすると、このように綺麗な色合いの木目が現れる。
表面処理されたブビンガはこのような色になり、
ちょっとけばけばし過ぎる。