nipperさんの玄関にあるニッチです。
外部にある、アイアン製の扉がついた玄関収納。これは、nipperさんが自ら考え、設置したものです。
無駄なスペースを作らないように、奥行き、サイズなどに工夫がなされています。
玄関扉のすぐ隣にある玄関収納。扉はアイアン製。取手のないフラットなデザインです。
nipperさん手描きの図面。当初は下の方にだけ収納を設ける予定でした。
アイアン製の扉の厚みや、どのように開閉するかなどについて記載されています。
施工途中の様子
一段だけだった収納は2段に。下段の奥行きは400mm。
現在は子供たちの遊び道具や傘などが収納されています。
上段は電力メーターが入っています。ただ、電力メーターには、400mmの奥行きは不要です。
そこで、nipperさんが考えたのは、奥行き400mmを手前側と奥側の半分に分けて、ニッチの裏側にある洋室にも収納を設置するという案。
上記図面はnipperさんがイラストレーター(グラフィックデザインソフト)で描いたプラン。グレーの部分がこの玄関収納です。
電力メーターの裏側の様子。
洋室側の収納には足場板の扉を設置。
収納の中には、雑誌や文庫本などがたくさん。意外と収納力があります。
現在は、上下どちらの扉も丁番で固定されていますが、当初は電力メーターの扉はビス止めする予定だったそうです。
「電力メーターと一緒に、インターホンを設置するつもりでした」とnipperさん。
ただこの通り玄関には大きな窓が付いており、インターホンの必要性がないと判断。結局設置していません。するとインターホン分のスペースが余り、ビス止めで閉じてしまうともったいない…。
そして、現在の丁番で開閉できるかたちに変更。スペースを余すことなく使うことができています。
モルタルの外壁と相性のよいアイアン製の扉。年月を経て、味わいが出てきました。見た目だけでなく、無駄なくスペースを使い切る工夫がなされた玄関収納です。