自らのデザインでキッチンボードを造作

のりすけさんのキッチンボードについてのレポートです。

キッチンボードをデザインしたのりすけさん。中央の壁面にはタイルを張る予定です。

造り付けのキッチンボードはのりすけさんがデザインしたもの。中央の壁面にピンク色のタイルを張る予定です。

キッチンボードの展開図

カウンターの高さはキッチンと合わせた850mm。
上部は見せることを意識した収納スペース。下段の右側の空間はゴミ箱を置くためのスペースです。

扉にガラスを入れるとコストが掛かってしまうため、ガラスの代わりに金網をセット。
「金網はホームセンターで買える普通のものです。自分でも設置できるんじゃないか…と思っていたんですが、実際やろうとすると難しくて。結局は職人さんにやってもらいました（笑）」とのりすけさん。

下段の扉は、羽目板を目透し張りにしたように見えますが、実は1枚の板に溝を切って目透し張りのように見せたもの。ちょっとした工夫で、雰囲気が変わります。

カウンターの天板には、ホワイトのメラミンシートを貼って水対策。
バックカウンター本体は、薄いグレーです。

キッチンボードの左側にある棚は、白に近いグレー。高さは床から天井まであり、天井にある梁と、色と幅を合わせています。将来的にこの梁に沿って、壁を立てることを視野に入れてプランニングしたそうです。

キッチンボードの横幅は約2630mm。上下合わせて10枚の扉があり、たっぷり収納できます。

また上段の扉の鏡板を金網にすることで、ホコリが入りやすいというデメリットはありますが、ガラスに比べると、おおよそ5万円のコストダウンを実現しているのだそうです。また地震の際には、収納した食器などでガラス扉が割れる心配もありません。

そして何より、無垢材を使った床や、凹凸のあるコンクリート壁のラフな印象の空間によくマッチしています。