本棚の奥にあるモルタルの洗面台

joe porterさんのご自宅へお邪魔してきました！

元々インテリアがお好きで、独身時代からコツコツと好みに合うものを集めてきていらっしゃったというjoe porterさん。

洗面室には、モルタルの洗面台の他、一つ一つこだわって選ばれたアイテムたちが絶妙なバランスで配置されています。

まず、洗面室はどこにあるのか…。
初めてjoe porterさんのお住まいを訪れる方は、少し迷われるかもしれません。

洗面室への扉は本棚の間にありました。

構造用合板で出来た扉は木目や節がいい具合に入っており、存在感たっぷり。
しかし、本棚の間にぴったりと収まっているので、ともすれば通りすぎてしまいそうです。

中に入って見ると、モルタルで出来た洗面台に驚きます。

雑誌で見かけたモルタル仕上げの洗面台をjoe porterさん好みにアレンジ。

天井付近には自然の風と光を取り入れるための回転窓が。
湿気を逃したり、光を取り込んだりという実用性はもちろんですが、空間にふっと抜けが出て、広がりを感じさせます。

タイルは艶のあるものとマットなもの、同じ木の板でも洗面室への扉は構造用合板、収納の扉は構造用合板に比べると節も木目も少ないシナ合板、それにモルタルの洗面台、陶器の流し、インダストリアルなライト…と、色と質感を上手に使い分けられています。


色々な要素があるにもかかわらず、それらが喧嘩せずにまとまっているのは、何かのセオリーがあるわけではなく、シンプルで機能的なものがお好きなjoe porterさんのこだわりで統一されているからかもしれません。