室内の壁に設ける窓のことを室内窓と呼びます。
窓がない部屋に光や風を取り入れたいとき、窓を通じて家族の気配を感じられるようにしたいとき、空間を広く見せたいとき、壁にアクセントを設けたいとき、そのすべてを叶えたいとき、
さまざまな理由で取り付けます。
今回は、その室内窓についてご紹介します。
窓枠の材料にはアイアン、または木を用いることが多いです。
アイアンは、金物屋さんにオーダーするので、木製よりも少し高価。納期もかかります。でも強度があるため窓枠や桟を細くすることができ、アイアンならではの質感も魅力です。
木はアイアンに比べ安価で、カラーやデザインにバリエーションがつけやすいのがメリット。
現地で造作していくので、過程が見え、完成後をイメージしやすいのもポイントです。
一方で強度を保つため、アイアン製よりも枠や桟が太くなり、繊細なデザインを希望している人にはデメリットになる場合も…。
では事例をご紹介します。
【事例1】2×2のアイアン窓
サイズは1000㎜×1000㎜。2×2の窓で、上部はFIX、下の2枚は押し上げ窓になっています。
枠の細さはFIX窓は9㎜とスッキリ。押し上げ窓でも20㎜です。
手前側はリビングで、窓の向こうは将来の子ども部屋。
お互いの気配を感じられるようにと設置されています。
価格は約20万円です。(ガラス代や施工費などは含みません)
【事例2】3×3のアイアン窓
正面の窓(3×3)はもちろん、右側の窓(2×2)もアイアン製。
細い枠だとスタイリッシュに見えますね。
中央の窓だけ押し上げ窓になっています。その他はFIX。
開けた窓は、「あおり止め」で開けたままにできるようにしています。
大きい窓は約31万円、小さい窓は13万円ほど。(ガラス代・施工費など含まず)
【事例3】壁一面のアイアン製室内窓
壁一面を室内窓にすることもできます。
左側の一列は扉ですが、窓と同じデザイン。向こう側が見通せると実際よりも広く感じますね。
こちらはガラスの代わりにアクリル板を採用しています。小さな子どもがいて、ガラスは心配…という方にはおすすめです。
扉部分も含め、約60万円。(アクリル板代・施工費など含まず)
【事例4】ターコイズブルーの木製室内窓
アイアン製の窓と同じデザインですが、色が加わることで全く違った印象になります。
FIX窓の枠は15㎜。アイアン製の2倍近い太さ。押し上げ窓の枠は60㎜でアイアン製の3倍。
ただ、押し上げ窓はフリクションアームを使うことで、好きな位置で窓を開けておくことができるようになっています。
費用は約20万円。(施工費は含まず)
【事例5】木製のシンプルな室内窓
1つの大きな室内窓(FIX)を設けるときは木製の枠をつけることがほとんどです。
光を取り込み、空間のアクセントになる効果も。
費用は約7万円。(施工費は含まず)
【事例6】リビングの光を玄関に届ける室内窓
天井から床までの高さのあるFIX窓。途中で桟を入れて3分割にしたもの。
向こう側が見えると、広がりを感じます。
施工費・ガラス代込みで約20万円(周囲のクロス張替えなどは含みません。)
【事例7】ピエト モンドリアンの絵画をイメージした室内窓
木製の窓でも工夫次第で華奢なデザインも可能です。
ガラスの上から桟を取り付けています。(10㎜とアイアンに近い細さを実現)
ガラスは1枚なので、どこかが割れてしまうと全て交換が必要です。
費用は約10万円。(施工費は含まず)
【事例8】ガラスと桟の使い方で雰囲気が変わる2つの引き違い室内窓
次は開く窓。
窓のイメージはやはり引き違い窓でしょう。引き戸のように左右に引いて開けるタイプの窓です。
この二つは、同じ引き違いタイプの室内窓。右側の窓は一つ上の事例と同じく、桟をガラスの上から付けたものです。
左側は約8万円、右側は約10万円。(施工費は含まず)
【事例9】木目を活かした塗装が特徴の室内窓
部屋の上部に設置して、採光・通風を確保できる室内窓。
あえて木目を残すような塗装で仕上げています。
費用は約8万円。(施工費は含まず)
【事例10】脱「あんどん部屋」!コーナーに設けた室内窓
片引きタイプの室内窓も設置する位置でまた違った雰囲気に。
部屋のコーナーを囲むように室内窓を配置。
一般的には窓のない「あんどん部屋」になってしまう部屋に、光と風を届けることができます。
「リビングに隣接した和室」と同じ配置ですが、襖で仕切る和室より個室感がアップ。
内側にはブラインドを設置しており、ブラインドをおろせば視線も光も気になりません。
【事例11】DIYの塗装で仕上げた縦軸回転窓
窓の開け方には他のパターンもあります。
これは、縦軸回転窓。
忍者屋敷の壁のように中央を支点にしてぐるっと回転させることができます。
費用は約13万円。(施工費は含まず)
【事例12】水回りを快適に、洗面室に設けた横軸回転窓
縦軸があれば、横軸もあります。
費用は5万円程度。(施工費は含まず)
水回りに設置すれば、湿気がこもらず快適に過ごすことができそうです。
【事例13】組み合わせは無限大、FIX窓と横軸回転窓
FIX窓と横軸回転窓を組み合わせたパターンも。
費用は14万円程度。(施工費は含まず)
【事例14】思わず顔を出してみたくなる!?観音扉付きの室内窓
ガラスを嵌めないパターンの室内窓もあります。
吹き抜けに面して元からあった開口部。
構造用合板で造作した観音扉を取り付けて窓にしました。
費用は約1.5万円程度。(施工費は含まず)
【事例15】物語が家の中に…。グリーンの丸い室内窓。
閉めているときの方がポイントになる室内窓も。
『ロードオブザリング』のホビットが住む家の丸い扉をイメージして。
こんな窓があるとワクワクしますね!
費用は約15万円。(施工費は含まず)
【番外編1】足元に設けた枠のない室内窓
枠がない、ガラスだけの室内窓もあります。
壁の間にガラスを挟み、壁は漆喰仕上げ。
この部屋は2階の子供部屋。なぜ足元に室内窓を設置したかというと…
1階や階段から子どもの様子が伺えるように。寝転んで本を読んでいても、お絵かきしていても、姿が見えて安心です。
枠がないと、スッキリして見えますね。
※施主自ら設計し、知り合いの工務店さんで施工した事例。弊社が施工した事例ではありません。
【番外編2】照明が見える枠のない室内窓
天井付近に設けるとまた違った印象。壁は塗装仕上げ。
壁面は白ですが、ガラスの周囲4面は薄いピンク色で塗装しています。
隣の部屋の光が見えて、間接照明のような雰囲気です。
窓があるだけで、壁の圧迫感が軽減しますね。
他にもまだまだ事例はありますが、どんな部屋につけるのか、隣の部屋は何をする部屋なのか、部屋の中が見えたほうがいいのか、見えない方がいいのかなど、実現したい空間によってどのタイプの室内窓がよいか決まります。
マンションには新しく外窓を設けることはできませんが、室内窓なら設置できる場所が多くありますし、それによって光や風を部屋の奥へと取り込むことができます。
サイズや材質、どこに設置するかにによっても費用は大きく変わりますので、お気軽にお問い合わせください。
【事例の施工会社】※番外編1を除く
株式会社ウィル空間デザイン
住所:宝塚市逆瀬川1-14-6
電話:0120-296-753
HP:https://www.wills.co.jp/reform/















































2018年 6月 22日