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last update : 2015.1.17 施工

シロアリ検査

空間デザインの中村です。
今回はシロアリ検査についてです。

どんなに外観が綺麗な家でも、土台が駄目になっていれば、家としての寿命は短命になりがちです。

土台を駄目にしてしまう原因の一つに「シロアリ」があります。

みなさん、シロアリはご存知だと思いますが、実際に見られた方は少ないのではないでしょうか。

木を主食としており、実は蟻の一種ではなく、どちらかと言うとゴキブリの仲間です。(苦手な方すみません…。)

私たちが普段よく見る黒い蟻にシロアリは食べられるそうです!びっくりです。

さて話を戻しますと、シロアリの被害はおもに、家の土台、柱、筋交い、床束、大引き、根太、床板など。

特に湿った建物の下部材に被害が多く、台所や洗面所など水を使用するところが被害を受けやすいです。

では実際のシロアリ検査についてご説明します。

床下。ここはキッチンで、床下収納を外しています。

このように床下へ潜り、シロアリがいるかを確認していきます。
シロアリ探知機などの機器もありますが、基本的には肉眼で検査します。
夏場は暑くて、たいへんです…。

狭いところへも潜り、一本一本の部材にシロアリがいないかを確認。何を見ているのかと言うと、蟻の道=【蟻道(ぎどう)】があるかどうかです。

シロアリは湿気が溜まっているところを好むので、湿気が多いところや配管から水漏れしているところがあれば、その周辺を念入りに見ていきます。

上記写真の白い部分が蟻道。シロアリが木を食べながら進んだ後です。

蟻道があれば、中がどのくらい食べられているのか木を叩いて判断します。
音で中がどのくらい空洞になっているかがわかります。

ちなみに、この蟻道は施主様が自ら発見されました。このように自分でも見つけることが出来ます。

ヤマトシロアリなどシロアリの種類によっては、特定の巣を持たない種類もいるため、蟻道があったからといって今現在も白蟻が必ずいる!というわけではありません。

シロアリ検査は家の大きさにもよりますが、2万円~5万円前後が相場です。

2014年 8月 5日

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