空間デザインの森田です。
一口に「クロス(壁紙)」といっても多くの種類があります。
素材では、
・ビニール
・紙
・織物
・珪藻土・じゅらく
・植物など…。
また多機能クロスもあります。
例えば…
・消臭機能
→タバコ、トイレ、生ゴミ、ペットなどの臭いを吸着します。キッチン、トイレ、水回り、リビングなどにおすすめです。
・フィルム汚れ防止
→表面をフィルム加工し、汚れを拭き取りやすくしています。汚れがちな子供部屋などにおすすめ。
・耐久性
→表面を強化して、引っかき傷や衝撃に強くしています。子供部屋やペットの居るご家庭に良さそう。
・耐水性
→特殊樹脂でコーティングし、湿気に強くなっています。水回り、キッチンなど湿気が多いところで活躍します。
・抗菌・抗ウイルス
→菌の増殖を抑制するものもあります!これは寝室や菌の増えやすい水回りなどにいいですね。
・防塵
→静電気によるチリの付着を抑えます。帯電防止性があります。こちらはあまり住居には使用しません。病院や精密機器工場などで使われています。
色、デザイン、価格、機能…選ぶポイントは様々ですが、クロス選びの注意点を一つあげるとすると、クロスの厚みです。
薄手のクロスは、下地、壁の凹凸を拾いやすい為、仕上がりをきれいにする為には、かなり注意して、下地を平らに整える必要があります。
厚みのあるクロスや、凹凸のデザインが加工されたクロスは、下地の凹凸をある程度吸収してくれるのでリフォーム向きといえます。
部屋の中で、見た目の大きな割合を占める壁。
それを彩るクロスで部屋の雰囲気は大きく変わります。
少し前まではクロスは白が常識でしたが、ここ最近では、大胆な色や柄のクロスも一般的になりつつあり、デザイン性に優れた輸入クロスもよく使われるようになりました。
壁紙もインテリアの一部として、さまざまなコーディネートにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
カラフルな無地のものから…
全体に柄が入っているもの。
本棚に見えるだまし絵デザインもあります。
KOZIEL(コジエル)というブランドのBibliotheque(ビブリオテーク=「図書館」)。
フランス製の輸入クロスです。
アップにしても本物みたい。
部屋一面に本棚が…
しかし実はこちらもクロス。
カラーだとよりリアルな気がします。
Tracy Kendall(トレイシー・ケンダル)デザイン。
爽やかな青空や…
白鳥が泳ぐ湖などもあります。
こちらはNina Campbell(ニナ・キャンベル)のクロス。(SwanLake)
部屋に張るとこんなイメージになります。
グレー地に金銀の模様が入ったこのクロスは…
和室に貼るとこうなります。
モダンな雰囲気です。