中古戸建てをリノベーションしたTamaさん。
1階にある広々としたリビングは、半分外のような、半分家の中のような『中間空間』。
実現のポイントはフルオープンサッシと、2階に設けた大きなウッドデッキ。
その空間づくりは、伝統的な日本家屋の"深い軒"にも通じています。
「1階はできるだけ壁を取り払って、開放感のあるワンフロアにしたかったんです」と話すTamaさん。
元々あった和室や廊下もなくし、構造上必要な柱だけを残したフルフラットな空間にリノベーションしました。
リノベーション担当者に「Pinterest」で集めた好きな海外のインテリア画像を見てもらって、
「こういうテイストにしたいと伝えて、うまくまとめてもらいました」とTamaさん。
その中でも目を引くのが、フルオープンサッシ。
リビングの向こうにはウッドデッキがあり、フルオープンサッシとウッドデッキが、家の外と中に一体感を出しています。
そして、もう一つの特徴は、2階に設けた大きなウッドデッキ。
このウッドデッキが”深い軒”のようになっていて、家の外と内の境界をあいまいにしています。
”深い軒”は伝統的な日本家屋の特徴の一つ。日差しと雨が室内に入らないようにする役割があります。
「家は夏の住みやすさを重視して作るのがよい」と徒然草でも言われていますが、夏場の暑い時期の日差しを避け、雨が降ったとしても窓を開けて通風を確保できるようにとの工夫ですね。
Tamaさん場合はウッドデッキのため、軒と違って隙間が空いていますが、強い日差しを防ぐのには十分です。
小雨程度であれば、ウッドデッキにシートを敷けば大丈夫とのこと。
そう思ってみると、リビングの前のウッドデッキはまるで縁側のような雰囲気。
リビングの高さと合わせて設置することで、家の外にもリビングが続いているようです。
また、リビングと庭の距離がぐっと近くなり、室内にいながら外にいるような気持ちにもなる面白さがあります。
外のような、中のような"中間空間"を実現したリビングは、時間の流れや季節を体感することができるスペース。
Tamaさんはフルオープンサッシと広々とした2階のウッドデッキで実現しています。
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 分野:
- リフォーム リノベーション
- 住所:
- 宝塚市逆瀬川1-14-6
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