フローリング、ダイニングテーブル、ローテーブル、ソファ、テレビボード…YSさんはリビング・ダイニングに天然木をふんだんに使っています。
天然木をふんだんに使ったというとカントリー調やログハウスのような、ナチュラルでラフな空間を想像する人もいるかもしれませんが、YSさん邸は少し違う雰囲気。
その違いは何でしょうか?
まずリビング・ダイニングで大きな面積を占める床材は、京都・丸嘉のショールームで気に入った「オールドヒッコリークラシックライン」です。
広葉樹、クルミ科のヒッコリーは硬く、衝撃吸収性に優れた特徴があります。古くはスキー板にも使われていた素材。
「フローリングに一番お金がかかりました」と笑うYSさんですが、「すごくいい表情を見せてくれるので、子どもの写真を撮ってもステキ」と満足の様子。
表面は、ワイヤーブラシで杢目を研ぎだして、ヴィンテージ塗装(ツヤ消しエコウレタン塗装)で仕上げています。しっとりとした自然な艶が魅力です。
幅広のヴィンテージ感がある表面は傷が気にならないうえ、足触りもとてもいいそうです。
ダイニングテーブル、ソファ、ローテーブル、テレビボードはブラックチェリー。
ずっと使おうと思って結婚時に揃えた家具です。
ブラックチェリーもヒッコリーと同じく広葉樹。木肌が滑らかで、美しい材として知られています。
また、経年変化で色が大きく変わるのも特徴。初めは白っぽい材ですが、3年ほどできれいな飴色に変化します。
YSさんの家具も、光沢のある紅褐色になっていますね。
ダイニングテーブルは、リフォームを機に水ジミや汚れをきれいにしてもらい、子ども向けに、汚れのとれやすいコーティングに変えてもらったそうです。
間取りにも一工夫。
将来、仕切って使えるようにと、天井に扉用のレールを取り付けています。
写真右側、バルコニーの際に並べられているベンチはクリ材。
クリ材のベンチ(リフォーム完成直後の写真)。
部屋の寸法に合わせてつくったクリの木のベンチ3台は、よろずウッド工房製のオリジナルです。
ぴったりと収まっているため、造付けのようにも見えますが、可動式になっており、自由に移動させることができます。
ゲストに腰掛けてもらうのはもちろんのこと、子どものイスや、お絵かき用の机としても活躍しそう。
YSさんはベンチの下にカゴを置いて収納としても利用しています。
クリも硬さが特徴の広葉樹です。
種類の異なる天然木がふんだん使われながら、洗練された雰囲気に仕上がっているのは、木材の選定と色合いの統一。
硬く、密度の高い広葉樹を選んだことは、YSさんのリビング・ダイニングの雰囲気を決める大きなポイントとなっています。
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 分野:
- リフォーム リノベーション
- 住所:
- 宝塚市逆瀬川1-14-6
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- 0797-72-3450
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