元美容院だったアユアカさんの住まい。玄関部分にはその面影が多く残っています。
ガラス張りのエントランス、広々約8.5帖の土間、室内へと続く階段、勾配天井…。
住宅の玄関には珍しい要素がふんだんに盛り込まれています。
三方を大きな窓に囲まれた開放的な玄関。
約8.5帖の広さがあります。
元はフロアタイルだったこの空間を、モルタル仕上げ+コンクリート用ステイン塗料で、土間に。(コンクリート用ステイン塗料はアシュフォードジャパンの・アクアカラー3rdエディションのグレージュ)階段部分も同様に仕上げています。
正面の壁面には、LDKにも塗装したのと同じ、ガイナ塗装で。
家に入ったときに、こんな開放的な空間が広がっていたら…。土間好きならずとも、感嘆の声が上がりそうです。
ダンスインストラクターのアユアカさんは、この広々としたエントランスが、元美容院を購入した決め手のひとつにもなっています。
「ダンスをやっていると、どうしても音が気になって。自宅で振り付けを考えるので…。住まいをここに決めるまでに、壁や床が薄いような気がして諦めた物件もありましたね。その点ここは1階だし、これだけの広さがあれば十分だなと。6帖あれば…と言われているので」(アユアカさん)
とても開放的な分、悩みのタネになったのは、いかに電気代を抑えるか。
「電気代が月20万円になったこともあると、美容院の方に言われたんですよ」
LDKから空調が逃げてしまわないように、手すりの部分を切断して壁を作り、その上とLDKの入口を折れ戸と窓で覆うという案もありました。
コストカットという理由が一番大きかったそうですが、「1年の内、空調の要らない時だけでも手すりにラグでも引っかけて、おおらかな空間を楽しみたい」というアユアカさんの希望で、扉はなしに。
お気に入りの白いタイルキッチンを玄関から見えるようにもしたかったそうです。
透明のカーテンで仕切り、空調を調整する予定。
「カフェにかかっているのを見て、あれだ!と」(アユアカさん)
住まいとしての機能は失わずに、自分が気に入った要素を最大限活かす。そんな空間をどうやってつくり上げるか…。
試行錯誤の末、開放的な空間を十分に楽しめる玄関が完成しました。
- 施工・購入:
- ウィル空間デザイン → イエナカプロのページ
- 分野:
- リフォーム リノベーション
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