マンションの共用部分を変更して出来上がった洗面室

マンションではとても珍しい、掃出し窓がある洗面室。
まるで一戸建てのような雰囲気です。

アユアカさんの洗面室は両サイドに窓があり、風通しが良いのが特徴です。
加えて、片方は外へと出られる掃き出し窓。マンションではかなり珍しいプランです。

マンション棟内の元美容院だった1室。
メインエントランスとは別に、勝手口がありました。その両側はFIX窓。

管理組合に相談の上、開口部を一部閉鎖して新しく洗面室の引き戸を設置しました。

「マンションで共用部分を変更！？」と、驚く人も多いのではないでしょうか。
これはとても珍しいケースです。

通常のマンションでは共用部分を変更することは難しく、窓ガラスの変更にも注意が必要なほど。
しかし、今回は窓の位置、種類、サッシの形状など、大幅に変更をしています。

管理組合の許可が降りたのは、このマンションが、住まい手自身が参加して作り上げたコーポラティブハウスだから。
一般的にはイレギュラーな変更にも寛容に対応してくれました。

変更する側も、なるべくはマンションの外観を変えないように…と、外側のサッシの色は他の部屋のサッシの色と合わせています。
内側はホワイトで明るい印象。

こちら側には、元からあったジャロジー窓。

どちらも窓の向こう側には建物がなく抜けており、窓を開けるとサーッと風が通り抜けます。
共用部が変更できたことにより、マンションとは思えない、外を感じられる洗面室が実現しました。