【ちいさなおうちの誕生秘話⑨ -寝室-】
寝室をリノベーションするときのテーマはずばり青色の部屋。
新婚旅行で訪れたウズぺキスタンの町、サマルカンドのブルーモスクの蒼さが忘れられず、できる範囲でそのイメージを再現したのがこの寝室です。
2種類のブルー系統の壁紙と白の建具で全体をまとめています。
本来はここにウォークインクローゼットを作りたかったのですが、
スペースの関係で作れなかったので、市販の白色のクローゼットを壁一面に
配置しています。
2色のブルーの壁紙の境目には白い腰板を付けています。
実はこの腰板、ちょうど余っていた白色の巾木(壁と床の境目に使用する板)を再利用したものです。
色分けした壁の境目に腰板を付けるのはヨーロッパではよく見るスタイルですが、
日本では標準でこのようなデザインがあまりなく、
腰板のバリエーションが少ないだけでなく、けっこうコストが高かったので悩んだのですが、
ふと、ちょうど余っていた白の巾木が使えそうな気がして合わせてみるとちょうど良いかんじになりました。
巾木の余りを腰板に転用することでコスト的にかなり安く、
イメージに近いデザインの壁に仕上がりました。
天井の照明は部屋の色目に合わせてブルーの布で覆っています。
カーテンも同じくブルーの布をカーテンとして使用しています。
天井の布とカーテンの布はバティックと呼ばれるマレーシアのろうけつ染めです。