リビングに溶け込むキッチンスペース

2828衣食住さんのキッチンスペースのレポートです。

料理が好きで、人を呼ぶのも好きな2828衣食住さん夫婦。キッチンスペースは2人が一番こだわったポイントだそうです。

木の温もりが感じられるキッチンスペース。

「作業スペースを広く、使いやすいキッチンにしたかった」と2828衣食住さん。

キッチンのBefore図面

元は、L・DKのプランで、リビングとダイニングキッチンが離れていました。ダイニングキッチンに隣接していたのは6帖の和室。

キッチンのAfter図面

その和室をキッチンスペースに。キッチンを設置するにあたって、窓を一つ塞いでいます。

木造在来工法のため、広い空間の中にはどうしても柱や筋交が出てきてしまいます。

「解体するまで、どこが必要な柱かわからなかったんですが、最終的にはこういうかたちに納まりました」と、2828衣食住さん。

木目が美しいキッチンはオーダーで。ナラ突板（ウレタンクリア塗装仕上げ）を本体に使用しています。

カウンター部分の立ち上がりがない、フルフラットキッチンですっきり。天板はステンレスです。キッチンスペースの床も無垢フローリングを使っています。

バックカウンターは集成材で造作。扉は一切付けずに、オープンな固定棚を設置しています。

和室側の壁面には、床と同じナラの無垢フローリングを張って仕上げています。
吊戸棚は設置せず、オープンに。正面の窓から、風と光が和室側にまで届きます。

夫婦揃って料理好きで、ゲストを家に呼んで食事を振る舞うのも好きだという2828衣食住さん。

キッチンとリビングの間には、筋交や柱はあるものの、空間の区切りはありません。加えて、リビングの床フローリングと同じ素材で仕上げたキッチンは、まるで家具のように見えます。

リビングに溶け込んだキッチンは、招かれた人たちが自然に集まりやすいスペース。準備も後片付けも皆で楽しめます。