nipperさんの階段のレポートです。
吹き抜けと階段がLDKの真ん中にある間取り。階段は、nipperさんが自らデザインし、オーダーした鉄製のものです。
シンプルなデザインで、存在感はありますが圧迫感はありません。
LDKの中央にある階段。階段の右側にはダイニング・キッチン、左側にはリビングがあります。
通常、視界を遮ったり、圧迫感があったりとあまり好まれない位置にある階段ですが、nipperさんの場合は、インテリアの一部として空間に馴染んでいます。
アイアン製のシンプルなデザインがその要因の一つ。手すりや支えなどはあるものの、基本的には左右2本ずつの細いバーに踏み板がついているだけ。
キッチンの背面収納で使用しているこのハシゴとよく似たデザイン。それもそのはず、このハシゴをオーダーしたところに、階段も依頼しています。
施工中の様子
初めはハシゴと同じシンプルな構造。
ここに手すりを付け、天井からの支えを設置すれば…
階段の完成。足元は、モルタルに埋まっています。
階段の踊り場部分には、アイアンとネットで落下防止用の柵を設置。ネットは結束バンドでアイアンに固定されています。
そして一部は鉄の梁に、ミニサイズの板クランプで固定。パーツ一つひとつにこだわりが感じられます。
アイアンという重厚な素材を使って、華奢で軽やかなデザインに仕上げた階段。
そのギャップが「存在感はありつつも、圧迫感がない」状態を実現しています。
上部が吹き抜けになっており、燦々と陽の光が降り注いでいることで、より軽い印象を受けます。
どこから見ても絵になる階段です。