のりすけさんの廊下についてのレポートです。
「廊下はもったいない」と思っていた のりすけさん。しかし「構造上抜けない壁」があり、廊下を作らざるを得なくなったのだそうです。それならば、と単なる通路ではない、「ギャラリースペースを兼ねた廊下」に。白い壁・床・天井で、玄関やリビングとは全く別の空間になっています。
正面の壁は、マンションの構造上撤去できない壁。そのため玄関とリビングの間に、L字型の廊下ができることになりました。
「ただの廊下はスペースとしてもったいない」と思っていたのりすけさん。撤去できない壁面を利用して飾り棚をつくり、廊下とギャラリースペースを兼ねた空間にしようと思ったのだそうです。
Before図面(廊下)
元はクロゼットと洗面室。
After図面(廊下)
廊下と洗面室が入れ替わったような状態です。図面右側の壁が撤去できない壁。ここに飾り棚を設置して、ディスプレイを楽しむギャラリーにしています。
玄関からみたギャラリースペース(正面の棚)
玄関との間に扉はありません。しかし濃いブラウンで縁取られたアーチ状の入口から、この先は別の空間であることが伝わってきます。
廊下の入口から見た玄関
モルタルの土間、並ぶアンティークの扉…。落ち着いたイメージの空間です。
ギャラリースペースの棚には、2人の写真や少しずつ集めてきた小物などを飾る予定だとか。通る人が見て楽しめる空間にしたいと思っているそうです。
廊下兼ギャラリースペースの床は、シナベニヤに白のウレタン塗装。巾木は玄関と同じ構造用合板ですが、白く塗装しているため、全く違う雰囲気になっています。
棚は加工していない新品の足場板。ささくれなどもありますが、素材感を感じさせます。一番上と一番下の棚には間接照明を設置。白い廊下を更に明るく、優しく照らします。
ペンダントライトは、フィラメントが光るエジソンランプ。形状の違うものを2つ並べ、ラインの長さにも変化をつけて設置しています。
ギャラリースペースを過ぎるとリビングに到着。ガラス部分を大きく取ったオーダードアは濃いブラウンで、ここからまた別の空間が広がることを予想させます。
単調になりがちな廊下ですが、この白い廊下はまるでキャンバスのようです。飾るものによって、さまざまな雰囲気に変化し、訪れる人を飽きさせません。
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